OS-E:3025 制約されたビードパターンによるディスクのモーダル周波数の最適化
ビード化されたプレートを扱う際、1つのモーダル周波数について良好な補強パターンを得るのは困難です。これは、1方向に剛性を加えると、別方向の剛性が減じることがよくあるためです。
4つのモーダル周波数について良好な補強パターンを同時に求めることにより呈される問題は、4倍以上困難となります。困難は様々な補強パターンを制約し、さらに問題は非常に手に負えないタスクになります。
モデルファイル
必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。
- disc_radial.fem
- disc_cyclic.fem
モデル概要
トポグラフィー最適化とパターングルーピングを併せて実行することにより、このタスクは大幅に簡易化され、良好な品質の結果が素早く生成されます。最適化のセットアップはすべて、HyperMeshのOptimization panelおよびそのサブパネル群を使って行います。
モデルの目的は、ディスクの最初の4つのノーマルモードの周波数の和を増加させることで、これは、WFREQ応答タイプを使って実行されます。WFREQ応答は、選択された周波数の固有値の逆数の和です。これは、後続のものより早いモードに、より高い重み付けを割り当てるために行われます。
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DTPG | 1 | PSHELL | 1 | ||||||
+ | 5.0 | 60.0 | YES | 2.5 | NORM | SPC | |||
+ | PATRN | 2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.0 |
アンカー節点がディスクの中央に設定され、1つ目のベクトルはZ方向を指します。topographyサブパネルのBoundary skipオプションでSpcを選択することにより、中央のリング内の節点は設計領域から削除されます。有限要素モデルにこれ以上追加する必要はありません。
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DTPG | 1 | PSHELL | 1 | ||||||
+ | 5.0 | 60.0 | YES | 2.5 | NORM | SPC | |||
+ | PATRN | 4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.0 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DTPG | 1 | PSHELL | 1 | ||||||
+ | 5.0 | 60.0 | YES | 2.5 | NORM | SPC |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DTPG | 1 | PSHELL | 1 | ||||||
+ | 5.0 | 60.0 | YES | 2.5 | NORM | SPC | |||
+ | PATRN | 41 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.0 | 0.0 | |
+ | PATRN2 | 4 | 1.0 | 0.0 | 0.0 |
結果
モード番号 | ベースライン | 円形 | 放射状 | デフォルト | 柱状 |
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1 | 18.7 | 47.3 | 45.3 | 51.1 | 50.4 |
2 | 18.7 | 47.3 | 45.4 | 52.7 | 50.4 |
3 | 20.1 | 73.0 | 43.8 | 69.1 | 68.5 |
4 | 34.8 | 61.5 | 60.2 | 66.3 | 66.7 |
5 | 34.8 | 61.5 | 60.6 | 68.4 | 67.5 |
6 | 74.4 | 113.0 | 93.0 | 115.0 | 117.0 |