MSGLMT
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションの中でMSGLMTコマンドを使用すると、ERROR、WARNING、およびINFORMATIONのメッセージ出力を制限できます。また、WARNINGまたはINFORMATIONのメッセージのレベルを上げてERRORにすることもできます。
フォーマット
MSGLMT (type) = value
MSGLMT, type, value
MSGLMT, mode
例
MSGLMT (WARNING) = 1000
MSGLMT (101) = 50
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
type | <ERROR、WARNING、ID> デフォルト値はありません。 |
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value | <INTEGER、OFF、NONE、ERROR、ABORT> 1 2 |
|
mode | <STRICT、UNREF、BRIEF> |
|
コメント
- デフォルトでは、ほとんどの個々のERRORメッセージおよびWARNING/INFORMATIONメッセージの制限は10です。
- 合計数のデフォルトの制限は、ERRORメッセージでは10,000、WARNING/INFORMATIONメッセージでは1,000です。
- 以下の表はいくつかの特別なケースのMSGLMT使用法を示します:
特別なケース 効果 MSGLMT(Message ID/WARNING/ERROR) = 1 登録されカウントされた特定のメッセージの情報の連続発生を防ぎます。 WARNING/ERRORが用いられた場合、最初のWARNING/ERRORのみが出力されます。
MSGLMT(Message ID/WARNING/ERROR) = 0 MSGLMT(Message ID/WARNING/ERROR) = OFF
Message ID: 指定されたメッセージの全ての発生が表示されます。 警告: 全てのワーニングが表示されます。ERROR: 全てのエラーが表示されます。
MSGLMT (Message ID) = NONE 指定されたメッセージ (と、もしあれば同じメッセージ複数の発生) は出力ファイルに印刷されません。 注:- Message IDがエラーに属する場合、指定されたエラーと同じエラーの複数の発生は出力ファイルに印刷されません。しかしながら、これはエラーを止めた後のソルバーの継続を許すわけではありません。これは、時としてエラーが止められているために、出力ファイルに本来のエラーに関する情報無しにエラーが発生する状態となる事があります。
- 止められたERROR/WARNINGメッセージはなおそれぞれの制限までカウントされ、ジョブサマリーにレポートされます。
- MSGLMT(Message ID)=NONEのERRORメッセージに対する使用は推奨しません。
MSGLMT (Message ID) = <Negative Integer> 負の値はサポートされていません。負の値が用いられた場合“Syntax error”が表示されます。 - MSGLMTはOptiStructコンフィギュレーションファイルで設定できます。
- 複数のインスタンスのMSGLMTを記述できます。インスタンス間で競合が発生した場合は、最後のインスタンスが優先されます。
- あるメッセージはIDの出力リストが非情に長くなり得るため、MSGLMTで出力されるIDの数を制御することができます。 例:
MSGLMT, 1692, <Integer> or MSGLMT (1692) =<integer>
重複したGRID IDの最初の<integer>の番号を出力。*** WARNING # 1692
重複したGRIDカードを見つけ、同じデータの74アイテムを削除。10001 10002 ... (up to <integer> number)
重複したすべてのGRID IDを出力。MSGLMT, 1692, OFF or MSGLMT (1692) =OFF
*** WARNING # 1692
重複したGRIDカードを見つけ、同じデータの86アイテムを削除。
10001 10002 10003 10004 10005