最適化プロセス

本セクションでは、以下のフィーチャーが含まれます。

Minimize目的関数

OptiStructでは、次の構造最適化問題を解析できます:(1) min ( f ( x ) = f ( x 1 , x 2 , ... , x n ) )

条件:

g j ( x ) 0 ここで、 j = 1 , 2 , ... , m x i L x i x i U i = 1 , 2 , ... , n

目的関数 f ( x ) と制約条件の関数 g ( x ) は、有限要素解析で得られる構造応答です。制約条件は、( g = 0 )を完全に満たす場合はアクティブ、 g < 0 の場合は非アクティブ、 g > 0 の場合は違反しているとみなされます。

設計変数xのベクトルの選択は、実行する最適化のタイプで決まります。トポロジー最適化では、設計変数は要素密度です(設計変数)。寸法最適化(フリーサイズ寸法最適化を含む)では、設計変数は構造要素の特性です(寸法(パラメータ)最適化)。トポグラフィー最適化と形状最適化(フリーサイズ形状最適化を含む)では、形状基底ベクトルの線形組合わせの係数です(トポグラフィー最適化および形状最適化)。

目的関数は、サブケース情報セクションのDESOBJエントリを使用して定義します。DESOBJでは、DRESP1DRESP2またはDRESP3バルクデータエントリのいずれかで定義される応答を参照します。応答のタイプに応じて、DESOBJはSUBCASEの内側または外側に置かれます。制約条件は、応答のタイプがサブケース関連かグローバルかにより、それぞれ、サブケース情報セクションのDESSUBエントリまたはDESGLBエントリを使用して定義されます。DESSUBおよびDESGLBは、DCONSTRまたはDCONADDバルクデータエントリを参照します。DCONSTRは、制約条件の値に関係するか、DRESP1DRESP2またはDRESP3で定義された応答に制約されています。

Minmax目的関数

minmax最適化問題は次のように与えられます:(2) min[ max( f 1 ( x )/ f 1 , f 2 ( x )/ f 2 ,..., f K ( x )/ f K ) ]
条件:(3) g j ( x )j=1,,m x i L x i x i U i=1,,n

ここで、 f ¯ K は参照値です。

参照値は、正または負の目的関数について異なる値をとることができます。これらの問題は、ベータ法を用いて解析されます。この手法においては、以下に示すとおり、問題は追加の設計変数 β の導入によって通常の最適化問題に変換されます:

min β

条件: (4) f i ( x )/ f ¯ i βi=1,,k g j ( x )0j=1,,m

関数 f i ( x ) と制約条件の関数 g ( x ) は、有限要素解析で得られる構造応答です。制約条件は、( g = 0 )を完全に満たす場合はアクティブ、 g < 0 の場合は非アクティブ、 g > 0 の場合は違反しているとみなされます。

設計変数xのベクトルの選択は、実行する最適化のタイプで決まります。トポロジー最適化では、設計変数は要素密度です(設計変数)。寸法最適化(フリーサイズ寸法最適化を含む)では、設計変数は構造要素の特性です(寸法(パラメータ)最適化)。トポグラフィー最適化と形状最適化(フリーサイズ形状最適化を含む)では、形状基底ベクトルの線形組合わせの係数です(トポグラフィー最適化および形状最適化)。

minmax問題の目的関数は、サブケース情報セクションのMINMAXステートメントまたはMAXMINステートメントを使用して定義します。MINMAXまたはMAXMINは、バルクデータセクションのDOBJREFステートメントを参照し、このステートメントはDRESP1DRESP2またはDRESP3応答定義を参照します。参照値はDOBJREFエントリで定義されます。制約条件は上記のとおり定義されます。制約条件は、応答のタイプがサブケース関連かグローバルかにより、それぞれ、サブケース情報セクションのDESSUBエントリまたはDESGLBエントリを使用して定義されます。DESSUBおよびDESGLBは、DCONSTRまたはDCONADDバルクデータエントリを参照します。DCONSTRは、制約条件の値に関係するか、DRESP1DRESP2またはDRESP3で定義された応答に制約されています。

システム同定

OptiStructでは、次の構造最適化問題を解析できます:

システム同定については、次の2つの構造最適化問題を解析します:(5) min i = 1 n ( W i f i ( x ) T i T i ) 2 (6) g j ( x ) 0  ,      j = 1 , 2 , ... , m

min β   with   W i | f i ( x ) T i T i | β ,    i = 1 , 2 , ... , n g j ( x ) 0  ,      j = 1 , 2 , ... , m

関数 f i ( x ) と制約条件の関数 g j ( x ) は、有限要素解析で得られる構造応答です。制約条件は、( g = 0 )を完全に満たす場合はアクティブ、 g < 0 の場合は非アクティブ、 g > 0 の場合は違反しているとみなされます。値TIは特定の応答についてのターゲット値、Wiは重み係数です。

設計変数 g = 0 のベクトルの選択は、実行する最適化のタイプで決まります。トポロジー最適化では、設計変数は要素密度です(設計変数)。寸法最適化(フリーサイズ寸法最適化を含む)では、設計変数は構造要素の特性です(寸法(パラメータ)最適化)。トポグラフィー最適化と形状最適化(フリーサイズ形状最適化を含む)では、形状基底ベクトルの線形組合わせの係数です(トポグラフィー最適化および形状最適化)。

目的関数は、DESOBJエントリまたはMINMAXMAXMINサブケース情報エントリを使用して定義されます。DESOBJMINMAXまたはMAXMINは、DRESP1DRESP2またはDRESP3バルクデータエントリによって定義される応答についてのターゲット値を定義するDSYSIDエントリを参照します。制約条件は、応答のタイプがサブケース関連かグローバルかにより、それぞれ、サブケース情報セクションのDESSUBエントリまたはDESGLBエントリを使用して定義されます。DESSUBおよびDESGLBは、DCONSTRまたはDCONADDバルクデータエントリを参照します。DCONSTRは、制約条件の値に関係するか、DRESP1DRESP2またはDRESP3で定義された応答に制約されています。