P2G
サブケース情報エントリ 最初のサブケースの前に用いられたP2Gコマンドは直接入力荷重マトリックスの選択に用いられます。
フォーマット
P2G = name
例
P2G = PAX
P2G = PAX + 2*PAY
定義
引数 | 詳細 |
---|---|
name | DMIGカードを使用してバルクデータセクションに入力する荷重マトリックスの名前。 |
コメント
- 項は拘束条件の適用前に荷重マトリックスに追加されます。
- DMIGマトリックスは矩形(縦並び)である必要があります。つまり、参照されるDMIGエントリのフィールド4には整数9が含まれている必要があります。
- この入力には、CP2パラメータを使用してスケールファクターを適用することもできます(PARAMバルクデータエントリをご参照ください)。
- デフォルトでは、重力と遠心力荷重は、外部質量マトリックス(M2GG)に基づいて生成されません。この場合、DMIGの縮退荷重生成に重力と遠心力荷重を含める必要があります。
- このカードの複数のインスタンスが発生すると、参照されるDMIGエントリは結合されます。この動作はNastranとは異なります。同じ状況の場合、Nastranではこのカードの最後のインスタンスだけが認識されます。
- P2Gステートメントは最初のSUBCASEよりも上にある必要があります。
- P2Gステートメントで参照されたDMIGデータが複数の荷重の列を持つ場合、それらは順番に線形と非線形静的構造解析サブケースに作用します。列よりも静的サブケースの方が多い場合、列の数のサブケースまでだけが荷重を受け取ります。静的サブケースよりも列の数が多い場合、静的サブケースの数の列の数が用いられます。例えば、DMIGが2列からなり、3つの静的サブケースがある場合、最初の2つのサブケースが荷重を受け取ります。DMIGが2列で、1つだけの静的サブケースの場合、最初の列が用いられます。
- 更なる制御のため、1つのDMIG荷重を複数のサブケースの中のひとつに加える場合、P2GSUBを用いてください。