PARAM, GYRO1D

バルクデータエントリ ローターダイナミクスにおける1次元ローターの1次元ジャイロマトリックスの計算をアクティブ / 非アクティブにします。

パラメータ 説明
GYRO1D <YES, NO>
YES(デフォルト)
ローターダイナミクスにおける1Dローターの1Dジャイロマトリックスの計算をアクティブにします。
NO
ローターダイナミクスにおける1Dローターの1Dジャイロマトリックスの計算を非アクティブにします。

コメント

  1. せん断剛性係数<varname>K1</varname>と<varname>K2</varname>がゼロでない場合は、1Dジャイロマトリックスにティモシェンコビーム理論が適用されます。それ以外の場合は、1Dジャイロマトリックスにオイラービーム理論が適用されます。PBARLは必ずティモシェンコビームとして定義されます。

    せん断剛性係数の詳細についてはPBEAMをご参照ください。

  2. PARAM, GYRO1Dが存在する場合に次の状況が発生すると、OptiStructによってエラーメッセージが生成されます。
    • ビームの形状にテーパーがある場合。
    • オフセット条件とピン条件を使用している場合。
    • ビームの断面が非対称な場合。

      ローターの断面は対称形であることが必要です。その場合は、中立軸を中心とする各慣性エリアモーメントが等しくなり(I1 = I2)、各せん断剛性係数が等しくなります(<varname>K1</varname> = <varname>K2</varname>)。

    • 中立軸が、ビームの局所座標系の原点(0, 0)からオフセットしている場合。
    • 現在のところ、最適化でPARAM, GYRO1Dはサポートされていません。

    非対称性および中立軸のオフセットに対するトレランス値は、PARAM, SBTOLRTRを使用して指定できます。

  3. PARAM, GYRO1Dが存在する状態での解析では非構造質量が無視されます。