PFGRID

入出力オプションエントリ入出力オプションセクションの中でPFGRIDコマンドを使用すると、すべてのモーダル周波数応答サブケースの音場グリッド寄与度係数を出力するよう要求できます。出力は.h3dファイルです。

フォーマット

PFGRID (GRIDS=setg, GRIDF=setfl, SOLUTION=setf, NULL=ipower, RPCUTOFF=rval, RPDBACUT=rpdba, CONTOUR=YES/NO,PEAKOUT) = setdof/PEAKOUT

PFGRID(SOLUTION=391)=12
PFGRID(GRIDS=12,PEAKOUT)=23
PFGRID(GRIDF=34,PEAKOUT)=PEAKOUT

定義

引数 オプション 内容
setg <ALLNONESID>
ALL
流体-構造インターフェースにおけるすべての構造節点の音場グリッド寄与度を出力します。
NONE(デフォルト)
どの構造節点の音場グリッド寄与度も出力しません。
SID
特定のセットの節点の音場グリッド寄与度係数を出力します。SIDが参照するのは、タイプがGRIDSETのIDです。
setfl <ALLNONESID>
ALL(デフォルト)
流体-構造インターフェースにおけるすべての流体節点の音場グリッド寄与度を出力します。
NONE
どの流体節点の音場グリッド寄与度も出力しません。
SID
特定のセットの節点の音場グリッド寄与度係数を出力します。SIDが参照するのは、タイプがGRIDSETのIDです。
setf <ALLSID>
ALL(デフォルト)
すべての加振周波数の寄与度係数を処理します。
SID
特性のセットの加振周波数の寄与度係数のみを処理します。SIDが参照するのは、タイプがFREQのSETのIDです。
ipower <整数>

デフォルト = 30

グリッド寄与度の大きさが10 からipowerを引いた値より低い時、グリッド寄与度は出力されません。したがって、グリッド寄与度が10-ipower未満の時、その節点の結果出力はスキップされます。
rval <実数>

デフォルト = 0.0

圧力の大きさがrvalよりも大きい場合に、加振周波数におけるグリッド寄与度を計算します。加振周波数はsetfのサブセットになります。
rpdba <負でない実数>

デフォルト = 0.0

RPDBACUTは流体応答の圧力のカットオフ値(デシベル)で、RPCUTOFFと同様です。流体応答の場合、RPCUTOFFよりもこちらが優先されます。加振周波数におけるRPDBACUT値には、重み付けが適用されます。グリッド寄与度は、応答の大きさがこのカットオフ値とほぼ同じである場合に計算されます。 4
CONTOUR YES/NO
YES(デフォルト)
流体グリッド寄与度の投影された面積の値が出力されます。それ以外の場合は、実際の複素数値が流体グリッド寄与度の出力になります。
peakout PFGRIDデータのカッコ内のオプションにpeakoutがある場合、PEAKOUTデータからのフィルターをかけた周波数がグリッド寄与度出力に考慮されます。
/<varname>AID</varname>/<varname>XA</varname> <SID/PEAKOUT> グリッド寄与度係数の処理における自由度です。SIDが参照するのは、タイプがGRIDSETのIDです。
SIDではなく、PEAKOUTを指定した場合は次のようになります:
  • グリッド寄与度係数を処理する際の自由度は、PEAKOUTバルクデータの流体自由度から得られます。
  • 複数のサブケースが存在する場合、フィルター処理したピーク周波数はサブケース依存となります。
  • フィルター処理したピーク周波数は流体自由度でのみ使用できます。

コメント

  1. 出力はH3Dファイルのみです。
  2. 連成周波数応答解析(モーダル周波数応答のみ)では、音場グリッド寄与度係数が利用可能です。
  3. SOLUTIONキーワードを使用すると、利用可能な加振周波数のサブセットを選択できます。
  4. dB値は、 20 log 10 ( p / p 0 ) として計算されます。ここで p 0 は参照圧力です。参照圧力はUNITS入力データで指定された単位系に依存します。単位系がSIの場合、その値は2.0E-5 Paとして設定されます。CGSの場合、2.0E-4 baryeに設定されます。MPaの場合、2.0E-11 MPaに設定されます。BGまたはEEの場合、4.17E-7 lbf/ft2に設定されます。UNITSデータが存在しない場合、デフォルト値は2.0E-11 MPaです。