OS-E:7000 応答スペクトル解析

水を充填した高架水槽構造物の応答を示します。

応答スペクトル解析は、過渡事象での構造の最大応答を推定するために実行されます。動的荷重として応答スペクトルを指定した場合のモーダル空間において、スペクトルの応答として最大変位と応力を推定します。


図 1. FE Model

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

wtank_srss_cqc.fem

モデル概要

図 1に示すような有限要素モデルは、構造の基部で全ての自由度が拘束され、固有振動数に対するモード減衰と周波数依存性の動的荷重が構造に適用されます。
FE Model
要素タイプ
CTRIA3
CBEAM
線形材料プロパティは:
線形材料1: STEEL
ヤング率(E)
2.1e5 MPa
減衰係数
0.02
密度(Rho)
7.9e-9 t/mm3
線形材料2: STEEL_SANDWICH
ヤング率(E)
3e4 MPa
減衰係数
0.02
密度(Rho)
9e-10 t/mm3

結果

過渡荷重に対する構造の最大応答が解析されました。


図 2. 構造の最大変位


図 3. 構造内の最大フォンミーゼス応力