OS-E:6010 モーダル法による周波数応答解析を用いたローターの不均衡

本例は、OptiStructのモーダル周波数応答解析を用いてローター内の不均衡周波数を検出します。



図 1. FEモデル

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:
  • RD_MRF.fem
  • RD_MFR_Unbal.fem

モデル概要

この例は、1次元要素を用いてモデル化された2つの同軸ローターで構成されています。各ローターの同一端は剛体要素を用いて固定子に取り付けられ、他端はスプリング要素とダンパー要素を介して固定子に取り付けられています。ローターには位相差のある動的荷重負荷条件が付与され、2つのローター間の相対的なスピンも定義されています。複数の手法を使用し、モーダル周波数応答解析を用いてローター内の不均衡を比較します。
FEモデル 1次元要素
ローター
CBARCONM2
ステーター
SPCCDAMPCELAS
接合部
RBE2要素
材料 材料MAT1 ローター:
ヤング率
2×107
ポアソン比
0.3
初期密度
1×10-3
リファレンスガイドエントリ キーワード RGYROROTORGRSPINRDDVALDLOADDAREAUNBALNCDPHASERLOAD2FREQ1EIGRL

結果

サブケース
1つ目のピーク周波数
DLOAD
422.60 Hz
不均衡力
422.60 Hz


図 2. 節点#5における変位-周波数プロット