HyperMeshからのOptiStructの実行

本チュートリアルでは、HyperMeshからOptiStructのジョブを開始する方法について説明します。完全に定義されたOptiStruct有限要素モデルを含むHyperMeshデータベースを読み込み、HyperMesh内のOptiStructパネルからOptiStructジョブとして開始します。

HyperMeshの起動とOptiStructユーザープロファイルの設定

  1. HyperMeshを起動します。
    User Profilesダイアログが現れます。
  2. OptiStructを選択し、OKをクリックします。
    これで、ユーザープロファイルが読み込まれます。ユーザープロファイルには、適切なテンプレート、マクロメニュー、インポートリーダーが含まれており、OptiStructモデルの生成に関連したもののみにHyperMeshの機能を絞っています。

モデルのオープン

  1. File > Open > Modelをクリックします。
  2. optistruct.zipファイルから自身の作業ディレクトリに保存したplate.hmファイルを開きます。モデルファイルへのアクセスをご参照ください。
  3. Openをクリックします。
    plate.hmデータベースが現在のHyperMeshセッションに読み込まれます。

ジョブのサブミット

  1. AnalysisページからOptiStructパネルをクリックします。

    OS_1000_13_17
    図 1. OptiStructパネルへのアクセス
  2. save asをクリックします。
  3. Save Asダイアログで、OptiStructモデルファイルを書き出す場所を指定し、ファイル名としてplateと入力します。
    OptiStruct入力ファイルには、拡張子 .femが推奨されます。
  4. Saveをクリックします。
    入力ファイル欄には、Save Asダイアログで指定されたファイル名と場所が表示されます。
  5. export optionsのトグルをallにセットします。
  6. run optionsのトグルをanalysisにセットします。
  7. memory optionsのトグルはmemory defaultにセットします。
  8. OptiStructをクリックし、OptiStructジョブを開始します。
ジョブが成功した場合、plate.femが書き出されたディレクトリに新しい結果ファイルがあるはずです。何らかのエラーがある場合、plate.outファイルはデバッグを手助けするエラーメッセージを探すのに良い場所です。
そのディレクトリに書かれるデフォルトのファイルは:
plate.html
問題の定式と解析結果のサマリーに関する解析のHTMLレポート。
plate.out
ファイルの設定、最適化問題の設定、実行に必要なRAMおよびディスクスペースの推定量、各最適化反復計算の情報、解析時間等、特定の情報を含むOptiStructの出力ファイル。ワーニングおよびエラーに関しては、このファイルを確認すること。
plate.h3d
HyperViewバイナリ結果ファイル。
plate.res
HyperMeshバイナリ結果ファイル。
plate.stat
解析のプロセスの間のそれぞれのステップでのCPU情報を提供する、解析のプロセスの要約。

結果のポスト処理

OptiStructパネルからジョブを実行した後、HyperMeshにいながらHyperViewを起動します。

HyperViewをクリックします。
HyperViewが開き、OptiStructジョブからのポスト処理用のH3Dファイルが自動的に読み込まれます。