.spcdファイル

.spcdファイルは、OptiStruct ASCIIフォーマットの結果ファイルです。

ファイル生成

このファイルはモデル内にDMIGが存在する場合にレジデュアルランで作成されます。.spcdファイルには、インターフェース節点での変位結果が格納され、応力リカバリーに使用されます。<filename>.<dmigname>.spcdファイルは、レジデュアルランのため、モデルに含まれているDMIGごとに作成されます。

ファイル内容

結果 内容
変位 レジデュアルランによる変位結果。

出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。

ファイルフォーマット

.spcdファイルのフォーマットは以下のとおりです。
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。
  SUBCASE SID  
ここで、
データ
内容
SID
対応するサブケースの識別番号。
該当する各サブケースヘッダーの下に、次のような列があります:
  SPC SID GRID ID Component Displacement
ここで、
データ
内容
ID
対応するサブケースの識別番号に1000000を加えた値と等しくなります。
GRID ID
変位結果が出力されるインターフェース節点の識別番号。
Component
変位結果が出力される成分。
Displacement
特定の節点における対応する成分の変位結果。

コメント

  1. ID列には、応力リカバリーの間に荷重ステップ定義によって参照できる、SPCDの識別番号が含まれています。その識別番号(ID)は、サブケースIDに1000000を加えることで得られます。
  2. .spcdファイルは、DMIGを含むモデル(つまり、スーパーエレメントの生成に使用されたモデル)に含めることができ 、SPC=IDを荷重ステップ定義に加えて応力リカバリーでSPCDを参照することができます。