SPCP

サブケース情報エントリ 流れ圧力境界条件を選択するために使用します。

フォーマット

SPCP = option

定義

引数 オプション 説明
option <SID>

デフォルト値はありません。

SID
SPCPバルクデータエントリのセットID。

コメント

  1. 1つのサブケースで指定できるSPCPエントリは1つだけです。定常状態の熱伝導解析で流れ解析をアクティブにするには、SPCPバルクデータエントリとサブケースエントリのペアが不可欠です。INLTVELバルクデータエントリとサブケースのペアはオプションです。
  2. SPCPエントリを設定することにより、熱伝導解析サブケースでダルシー流れ解析がアクティブになります。
  3. ダルシーフロー解析は、現時点で、定常熱伝導でのみサポートされています。
  4. ダルシー流れ解析では、構造熱解析と流れ解析の両方が同じサブケースで実施されます。したがって、流れをアクティブにするSPCPサブケースエントリのほか、構造熱境界条件を適用するために通常の構造SPCサブケースエントリも指定する必要があります。
  5. 流入の状態では、2つのオプションがあります:
    • SPCPバルクデータを使用して流入圧力と流出圧力の両方を定義してから、流れの圧力差を定義します。
    • SPCPバルクデータを使用して流出圧力を定義し、INLTVELバルク / サブケースのペアを使用して流入速度を定義します。
  6. 定常状態熱解析サブケースと同じサブケースで流れ解析も実施されます。SPCPで流れ圧力境界条件を設定し、SPCエントリで熱境界条件を設定します。