STATSUB
サブケース情報エントリ STATSUBコマンドを使用すると、静的ソリューションサブケースを選択できます。
フォーマット
STATSUB(type) = option
定義
引数 | オプション | 説明 |
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type | <BUCKLING、PRELOAD、PRETENS、STRUCTURE、BRAKE> デフォルト = PRELOAD(座屈以外のサブケースの場合) BUCKLING(座屈サブケースの場合) |
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option | <<varname>FOURIER</varname>> デフォルト値はありません。 |
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コメント
- 線形座屈ソリューションサブケースでは、STATSUBエントリに加えてMETHODエントリも必要で、このエントリで固有値の抽出方法を定義します。
- 慣性リリーフを使用する線形静的サブケースで線形座屈ソリューションを実行することはできません。STATSUB(BUCKLING)は、線形静的または非線形静的(微小変位+ N2S/S2S接触のみ)サブケースへの座屈を参照するためにのみ使用できます。座屈解析で初期荷重線形静解析(STATSUB(PRELOAD)が大変位非線形解析を指す状態)を使用する方法の詳細については、ユーザーズガイドの線形座屈解析をご参照ください。
- STATSUB(PRELOAD)は、線形静的または非線形静的(微小変位および大変位+ N2S/S2S接触のみ)サブケースを参照するためにのみ使用できます。STATSUB(PRELOAD)は、線形静解析、ノーマルモード解析、複素固有値解析、直接法による周波数応答解析、モーダル法による周波数応答解析、直接法による過渡応答解析およびモーダル法による過渡解析タイプで初期荷重を適用するために使用できます。ノーマルモードサブケースに適用された初期荷重は、同じ入力デックでのモーダル法解析タイプ(同じモード空間および境界条件)には変換されません。STATSUB(PRELOAD)は、区分モード合成(CMSMETH)サブケースの初期荷重を適用するためにも使用できます。STATSUB(PRELOAD)はAMSES固有値ソルバーで使用することもできます。
- STATSUB(PRETENS)は非線形静的サブケースでサポートされています。それ以外のサブケースで、プリテンションの固有振動数、動的解等への影響を取り入れるために、プリテンションサブケースを参照するSTATSUB(PRELOAD)を用いる事が可能です。
- STATSUB(PRETENS)は入力デックの現在のサブケースよりも前のサブケースのみ参照できます。
- STATSUB(STRUCTURE)は定常熱伝導解析タイプと過渡熱伝導解析タイプの両方でサポートされます。
- STATSUB(BRAKE)は、モーダル複素固有値解析サブケース内でのみ指定でき、微小変位の非線形静解析サブケースのみを参照できます。詳細については、ユーザーズガイドのブレーキ鳴き解析および複素固有値解析をご参照ください。
- MODCHGが指定された非線形解析サブケースによって初期荷重が設定されたサブケースでは、H3Dファイル内で、初期荷重サブケースに対応する削除された要素が灰色で表示されます。このため、STATSUB(PRELOAD)、STATSUB(BRAKE)、STATSUB(BUCKLING)によって参照される非線形サブケースで、MODCHGによって削除された要素は、対応する初期荷重サブケースのH3Dファイルでは灰色で表示されます。