OS-T:2005 最小部材寸法制御を用いたC型クリップの設計コンセプト
本チュートリアルでは、モデルの要素に最小部材寸法制御法を適用し、離散的なソリューションを達成するトポロジー最適化問題をセットアップします。
概念設計の初期段階でトポロジー最適化を実行することにより、良好なベースライン設計が得られ、設計サイクルが短縮されます。トポロジー最適化結果のポスト処理において難しいのは、いくつかの中間密度要素や、ソリッド部材または空孔と解釈され得るチェッカーボードを有する場合がある点です。これらの中間密度要素が薄い部材として解釈されると、最終設計の製造は、より困難になります。
OptiStructは、最終設計で求められる最小寸法を定義することにより、最終的なトポロジー設計での部材寸法を制御できる最小部材寸法制御法を提供します。中間密度を持った要素やチェッカーボード密度パターンを排除することにより、離散的なソリューションを得ることができ、その結果、解釈が容易で製造もしやすい、より離散的でしっかり補強された構造となります。
HyperMeshの起動とOptiStructユーザープロファイルの設定
モデルの読み込み
最小部材寸法制御パラメータの適用
最小部材寸法制御を使用して、離散的な解を得るようにします。
最適化の実行
最適化の実行が終了すると、結果ファイルは自動的にHyperMeshとHyperViewに読み込まれるため、ユーザーは直接ポスト処理に進むことができます。