OS-E:0810 このサスペンションブリッジ

このサスペンションブリッジのトポロジーは、分散された荷重によって生成される最適構造です。適用される荷重と設計空間をシミュレートするために、細かいメッシュが生成されます。分散された荷重は、1つの荷重ケースを成します。

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

bridge.fem

モデル概要

サブケースセクション
目的関数(コンプライアンス)はサブケース依存の応答であり、したがって、応答参照はサブケース定義の一部です。制約条件(体積率)はグローバル応答で、したがって、参照はサブケースの外側になります。
DESGLB = 2
$
SUBCASE 1
 SPC = 1
 LOAD = 2
 DESOBJ = 1
バルクデータセクション
応答と制約条件は、バルクデータセクションで定義されます。ここでは2つの応答、すなわちコンプライアンス(目的関数によって参照される)と体積率(上限0.2、すなわち設計空間体積の20%を示すための制約ステートメントによって参照される)が定義されます。続いて、制約ステートメントは、サブケースセクション内のグローバル制約条件として参照されます。
BEGIN BULK
$
DRESP1,1,comp,COMP
DRESP1,2,volfrac,VOLFRAC
DCONSTR,2,2,,0.2

susp_bridge_1
図 1. サスペンションブリッジの荷重と制約条件

この例は、ファイルbridge.femを用い、ワンファイルセットアップで解析されます。OptiStructのバッチジョブは、コマンドシェルスクリプト% optistruct bridgeを使って投入されます。

結果

最適化は、24回の反復計算で収束します。ソリューションは、荷重を有したアーチを載荷ポイントへと繋ぐ個々のトラス部材で良好に定義されています。結果はHyperMeshバイナリフォーマットでリクエストされ、bridge.resファイルに書き出されます。最終反復計算におけるソリューションの形状は、HyperMeshContour panelで24回目の反復計算における密度結果のコンタープロットを作成することによって可視化できます。

susp_bridge_2
図 2. すべての荷重が等しくかけられたサスペンションブリッジの設計トポロジー