SVELOCITY

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でSVELOCITYコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースのモード寄与度速度のフォームとタイプを出力するよう要求できます。

フォーマット

SVELOCITY (sorting,format_list,form,peakoutput) = option

定義

引数 オプション 説明
sorting <SORT1, SORT2> この引数が適用されるのは、ノーマルモード、周波数応答および過渡サブケースでのPUNCHフォーマット(.pchファイル)またはOUTPUT2フォーマット(.op2ファイル)の出力のみです。他の場所で使用した場合は無視されます。その際、警告は表示されません。
SORT1
各周波数 / タイムステップの結果をグループ化します。
SORT2
各グリッド / 要素の結果をグループ化します。6
空白(デフォルト)
過渡解析以外のすべての結果を出力する場合はSORT1、過渡解析の結果を出力する場合はSORT2をそれぞれ使用します。
format <H3DPUNCHOP2PLOT、空白>
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OP2
結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。6
PLOT
バルクデータセクションでPARAM,POSTが定義されている場合、結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
form <REALIMAGPHASE>

デフォルト = REAL

REALIMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。
PHASE
複素出力の極フォーマット(振幅と位相)を指定します。位相は度単位で出力されます。
peakoutput <PEAKOUT>

デフォルト = 空白

が存在する場合、PEAKOUTカードからのフィルターのかかった周波数のみがこの出力に考慮されます。
option <YES, ALL, NO, NONE>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
結果を出力します。
NONONE
結果を出力しません。

コメント

  1. SVELOCITYコマンドは、モーダル法による周波数応答解析タイプ、およびモーダル法による過渡解析タイプに対してのみ有効です。
  2. OFREQUENCY入出力オプションおよびOTIME入出力オプションを使用して、出力の量を制御することができます。
  3. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  4. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  5. 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
  6. 一般的に、HyperView.op2ファイルからの結果について、SORT2フォーマットを認識しません。結果の出力がSORT2フォーマット(<Result Keyword> (SORT2, OUTPUT2, ...)のみの場合、その結果はOptiStructによって.op2ファイルにSORT2フォーマットで書き込まれますが、.op2ファイルをHyperViewにインポートしたときに、SORT2フォーマットの結果は認識されません。したがって、OUTPUT2フォーマットの結果出力にはSORT1オプションが推奨され、PUNCHフォーマットの結果出力にはSORT2オプションが推奨されます。
  7. 短縮形SVELOSVELOCITYの代わりに用いる事ができます。
  8. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。