Engine

キーワードのみ: 目標の要素時間ステップと共にAMSを起動させるためには、/DT/AMSのみを指定する必要があります(Radioss Engine 入力)。
注意:
指定されたパートまたはモデル全体にAMSを作用させるためには、/AMSRadioss Starte入力に必ず指定してください。

/DT/AMS/IflagIflag= 1の場合は、AMS収束の許容値であるTol_AMSを指定する必要があります。Iflagが無視された場合、デフォルト値(1E-3)がTol_AMSに与えられます。必要でない場合は、AMSの収束判定基準の修正は推奨しません。12.0.210では、Tol_AMSは1E-4でした。

/DT/AMS/IflagIflag= 2の場合、AMS反復回数を表示することができ、デバッグの手助けや、単に収束の監視を追加のCPUコストなしに行うことができます。発散のメッセージを送るまでの最大許容反復回数はデフォルトで1000です。この値は変更しないことを推奨します。この最大値を上回ると、Radiossは以下のエラーメッセージで停止します:
** ERROR ** AMS IS LIKELY DIVERGING
  • サイクル当たりの反復回数をモニターすることは結果のAMSのパフォーマンスを理解するのに役立ちます。
  • 75~100回は収束が非常に悪いことを示しています。50回ではスピードアップは得られない場合があります。30回以下で収束が良いと見なされます。

スケールファクター Δ T sca に関しては、0.9よりも0.67を用いることを推奨します(伝統的なマススケーリング/DT/NODA/CSTでも同様ですが特にAMSの結果との比較において顕著です)。

目標の最小時間ステップである Δ T min は、/DT/NODA/CSTで用いられたものの10から20とします、即ち、10倍から始め、数値的な収束性、経過時間の減少と結果の品質がどの程度かチェックします。

/DT/AMSは全体の質量を修正しないため:
  • 関連する節点の全体運動量は保存されます。
  • 伝統的なマススケーリングとの比較では、それが参照値として用いられる場合、/DT/NODA/CST計算で小さな付加質量であることが必要です。

/DT/Eltyp/Keyword3/DT/INTER/CSTを除き、/DT/AMSと適合します(詳しくは、適合性と制限事項をご参照ください)。

接触インターフェースTYPE7TYPE11TYPE19で非線形ペナルティ剛性を用いる場合、/DT/INTER/DELを遅い収束または発散の可能性の場合の回避策として用いてください。

/ANIM/NODA/NDMASを非対角質量変化を出力するために追加できます。

/ANIM/NODA/DINERを節点当たりの追加慣性を出力するために追加できます。