向き(焼結)

炉(焼結炉)ベースに合わせて対象パートの向きを合わせます。

向きの指定方法にはいくつかの方法があります。

  • 最大高さ:パートの高さを最大にして効率的な印刷と冷却を実現します。
  • 最小高さ:パートの高さを最小にして最短のプリント時間を実現します。
  • サーフェス:パートのサーフェスに対して対象パートの向きを合わせます。
  • ベース接触:炉(焼結炉)ベースと接触するサーフェスを定義します。
  • たわみのプレビュー:選択したパートの予測される重力変形をプレビューします。
注:
  • たわみのプレビューツールはパートの向きを調整するものではありません。
  • たわみのプレビューツールを使用するには、プリファレンスで解析ソルバーがSimSolidに設定されている必要があります。

高さの最大化または最小化

焼結中のパートの高さを最大化または最小化します。パートに最適な向き選択する際に、変形、炉(焼結炉)スペース、他の係数などの有効利用などを考慮します。

  1. 向き アイコンをクリックします。
  2. 向き合わせ方法を選択します。
    • 最大高さ アイコンをクリックすると、焼結中にパートの最長寸法が縦軸と平行になるように設定されます。
    • 最小高さ アイコンをクリックすると、焼結中にパートの最短寸法が縦軸に平行になるように設定されます。
  3. オプション:マイクロダイアログで距離を入力し、パートと炉(焼結炉)ベース間の距離を設定します。デフォルトの距離は0 mです。セッターを使用してパートを炉(焼結炉)ベースから分離する場合は、別の距離を設定してください。
  4. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

対象パートの向きをサーフェスに合わせる

パートのサーフェスに対して対象パートの向きを合わせます。

  1. 向き アイコンをクリックします。
  2. サーフェス アイコンをクリックして、パートのサーフェスを選択します。選択したサーフェスは、その法線が重力方向に向くようにプリントベッドに向かって回転します。
  3. オプション:マイクロダイアログで距離を入力し、パートと炉(焼結炉)ベース間の距離を設定します。デフォルトの距離は0 mです。セッターを使用してパートを炉(焼結炉)ベースから分離する場合は、別の距離を設定してください。
  4. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

ベース接触

サーフェスは、炉(焼結炉)ベースに接触しているとして手動で指定します。

  1. 向き アイコンをクリックします。
  2. ベース接触 アイコンをクリックします。
  3. 1つ以上のサーフェスを選択します。ソルバーでは、選択されたサーフェスは、炉(焼結炉)ベースに接触しているものとして扱われます。
  4. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

たわみのプレビュー

完全な解析は実行せずに、SimSolidでパートの重力による変形をプレビューします。

前提条件:たわみのプレビューは、プリファレンスで解析ソルバーがSimSolidに設定されていないと利用できません。ソルバーを変更するには、ファイル > プリファレンス > Inspire > 実行オプション > 解析ソルバーを選択します。
  1. 向き アイコンをクリックします。
  2. たわみのプレビュー アイコンを選択します。
  3. 解析エクスプローラを使用して、パートの予測変形を表示します。
  4. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。