バインダ焼結の結果タイプ

バインダ焼結の3Dプリント解析では、変位、焼結偏差、相対密度、温度、体積変化の結果を得ることができます。

変位

変位結果タイプは、焼成中にパートの形状が初期形状からどの程度変形するかを示します。最も濃いオレンジ色で表示されるパートの領域は、パートの初期形状から最も変位しています。パートがスケールされた場合(つまり、1つ以上のスケールファクターが>1に設定された場合)、変位はスケールされた形状に基づきます。パートの初期形状が目的の最終パート形状と同じであれば、この結果は焼結偏差結果と同じになります。

変位結果を確認する際は、変位の値の順序と変形の形状に問題がないことを確認します。解析エクスプローラのアニメーションツールを使用して、変形の形状を表示します。セッターは、パートの変位を軽減するのに役立ちます。

焼結偏差

この結果は、パートの形状が目的の最終的なパートの形状/寸法から逸脱していることを示します。

相対密度

これは焼結プロセスでパートの相対密度がどのように増加し、最大密度に達したかを示します。パートの密度は、固体密度の比率で示され、相対密度と呼ばれます。

温度

この結果タイプは、焼結プロセス中のパートの各節点における温度を表示します。

パートの温度は、エネルギー保存の法則を用いて計算するか、温度カーブに従って割り当てるかのいずれかです。後者のオプションを使用した場合、パートはカーブ内の値と同じ(一様な)温度であると仮定します。

体積変化

この結果は、焼結プロセスで各要素の体積がどのように変化するかを示します。これにより、体積が局所的にどのように変化しているかを把握できます。