チュートリアル:アクチュエータと解析タイプ

モーションモデルにアクチュエータを追加して、非定常モーション解析とスタティックモーション解析を実行します。

このレッスンでは、以下のことを学習します。
  • パートをグラウンドする
  • ジョイントをパートに結合する
  • モデルにアクチュエータを追加する
  • 重力の向きを決定する
  • 非定常モーション解析と静的モーション解析を実行する
  • 結果の表示とプロットを行う

CADモデルを開く

  1. F7キーを押してデモブラウザを開きます。
  2. Motionフォルダ内のM05_LiftTable.x_tファイルをダブルクリックしてモデリングウィンドウにロードします。
  3. 表示されていない場合は、F2キーを押してモデルブラウザを開きます。
  4. 表示単位がMPAに設定されていることを確認します。

パートをグラウンドする

  1. リボンのモーションタブを選択します。
  2. 結合カテゴリーからグラウンドツールを選択します。


  3. Baseパートを選択してグラウンドします。
  4. パートが赤色に変わり、モデルブラウザ でパートアイコンが変化して、それがグラウンドパートであることを示します。


  5. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

パートをジョイントと結合する

  1. ジョイントツールを選択します。


    ガイドバーがデフォルトの設定(すべて、自動)で表示されます。
  2. ガイドバーの ボタンをクリックします。
    ジョイントは、ジョイント状態を示す色で、モデル内の隣接パートに作成されます。


  3. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

メカニズムを駆動するアクチュエータを追加する

  1. アクチュエータツールを選択します。


  2. ガイドバーで接続されたパートを選択します。
    候補の場所が赤色で表示されます。


  3. メカニズムの右シリンダーパートをクリックします。
    右シリンダーと右シリンダーピストンが共にアクチュエータになります(このアクチュエータは矢印で表現されます)。


  4. アクチュエータマイクロダイアログから、変位の値を300 mmに変更します。
  5. アクチュエータツールをアクティブにしたまま、左シリンダーをボックス選択します。
    左シリンダーと左シリンダーシステムは共に、右シリンダーと右シリンダーピストンと同じ属性を持ったアクチュエータになります。
  6. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

重力方向を調べる

  1. 重力ツールを選択します。


  2. 重力の方向を示すベクトルが表示されます。


  3. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

解析タイプを静的に変更する

  1. モーション解析ツールにカーソルを合わせて、実行設定アイコンをクリックすると、モーション解析の実行ウィンドウが開きます。


  2. 終了時間2 sに変更し、静的オプションを選択します。


  3. モーション解析の実行ウィンドウを閉じます。

モーション解析を実行して静的解析結果をプロットする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、モデルを最後まで実行します。


    注: アクチュエータの影響により、テーブルはまず上昇し、続いて下降します。
  2. 解析が完了すると、レビューモードが自動的に呼び出されます。
    リボンにある実行アイコンがレビューモードに変わり、モデリングウィンドウの下部にアニメーションツールバーが表示されます。


  3. モデリングウィンドウで矢印グリフをクリックしてアクチュエータ2を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


    注: アクチュエータを選択する際は、マウスカーソルをアクチュエータ矢印の上に移動し、この矢印が青色に事前ハイライトされるまで待ってからこの矢印をクリックします。アクチュエータを直接クリックするのが難しい場合は、モデルブラウザでアクチュエータを選択してみてください。
  4. モデリングウィンドウで矢印グリフをクリックしてアクチュエータ1を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


解析タイプを非定常に変更する

  1. 実行設定アイコンをクリックし、モーション解析の実行ウィンドウを開きます。


  2. 非定常オプションを選択して、釣り合い状態からスタートを有効にします。
    非定常シミュレーションを開始する前に、解析によって初期静的平衡点が特定されます。


  3. モーション解析の実行ウィンドウを閉じます。

2番目のモーション解析を実行して、非定常結果をプロットする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、モデルを最後まで実行します。


  2. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザでアクチュエータ2を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


  3. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザでアクチュエータ1を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


  4. ダブル右クリックしてレビューモードを抜けます。

アクチュエータ機能のドエルタイムを変更する

  1. 表示されていない場合は、F2キーを押してモデルブラウザを開き、また、F3キーを押してプロパティエディターを開きます。
  2. モデルブラウザをクリックして、アクチュエータまでスクロールダウンします。
  3. Shiftキーを押したまま、モデルブラウザでアクチュエータ1およびアクチュエータ2を選択します。
  4. プロファイルタブの下のプロパティエディターで、ドエルタイム0.3秒に変更します。


解析タイプを静的解析に変更する

  1. 実行設定アイコンをクリックし、モーション解析の実行ウィンドウを開きます。


  2. 静的オプションを選択します。


  3. モーション解析の実行ウィンドウを閉じます。

3番目のモーション解析を実行して、静的結果をプロットする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、解析を最後まで実行します。


  2. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザでアクチュエータ2を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


  3. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザでアクチュエータ1を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


解析タイプを非定常解析に戻す

  1. 実行設定アイコンをクリックし、モーション解析の実行ウィンドウを開きます。


  2. 非定常オプションを選択して、釣り合い状態からスタートを有効にします。


  3. モーション解析の実行ウィンドウを閉じます。

4番目のモーション解析を実行して、非定常結果をプロットする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、解析を最後まで実行します。


  2. モデルブラウザからアクチュエータ2を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。


  3. モデルブラウザからアクチュエータ1を選択し、必要なアクチュエータ荷重のプロットを確認します。