チュートリアル:モーションジョイントカプラー

ジョイントペアにカプラーを追加し、カプラーの向きを反転し、モーション解析を実行して結果をプロットします。

このレッスンでは、以下のことを学習します。

  • ジョイントペアにカプラーを追加する
  • ジョイントカプラーの向きを反転する
  • モーション解析を実行して結果をプロットする

Inspireモデルを開く

  1. F7キーを押してデモブラウザを開きます。
  2. Motionフォルダ内のM08_SpurGearset.stmodファイルをダブルクリックしてモデリングウィンドウにロードします。
  3. F2キーを押してモデルブラウザを開きます。
  4. 表示単位系をMMKSに変更します。

モーション解析を実行する

  1. リボンのモーションタブをクリックします。
  2. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、最後まで実行します。
    解析の実行が停止した後に、 アイコンが表示され、自動的にレビューモードに切り替わります。

  3. アニメーションツールバーにある再生ボタンをクリックして結果をレビューします。


    注: このモデルのモーション解析を最初に実行するとき、モーターはTumbler Gearアセンブリを駆動しています。他のギアで見られる回転はいずれも、ボディ重心で作用する重力の影響によるものです。次のステップでは、ジョイントカプラーを追加してからの様子を確認します。
  4. モーション結果のレビューアイコンをクリックするか、ダブル右クリックしてレビューモードを抜けます。


モデルにカプラーを追加する

  1. 結合グループからカプラーツールを選択します。
  2. ガイドバーでフリージョイント位置を選択します。
  3. ガイドバーの ボタンをクリックします。
    ジョイントカプラーが2つ作成されます。
  4. マイクロダイアログで、スケールファクタをメモします。ソフトウェアでは、ギアの歯数から自動的に比率が抽出されました。このフィーチャーはガイドバーのフリージョイント位置オプションを使用する際にのみ使用できます。
  5. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザで、32:64ギア比率のもう一方カプラーを選択し、スケールファクタをメモします。
  6. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

ジョイントカプラーについて2番目のモーション解析を実行する

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックします。
    警告メッセージが表示され、カプラーは、剛体となるジョイントでアクティブでなければなりません、と通知されます。


  2. 修正ボタンをクリックして、カプラーのジョイントを剛体およびアクティブにします。
    注: このエラーメッセージを表示されないようにするには、カプラーガイドバーの アイコンをクリックし、カップリングジョイントを剛体に設定を選択します。
  3. クイックランボタンをもう一度クリックしてモデルのモーションを確認し、解析を最後まで実行します。


  4. モデルをアニメーションして、Tumbler Gearと64t Gear 3/8"のギアの歯が互いに貫通していることを確認します。この状態は正しくありません。ジョイントカプラーの向きを反転して、この状態を修正します。

ジョイントカプラーモーションの向きを反転する

  1. カプラーツールを選択します。
  2. モデリングウィンドウまたはモデルブラウザでTumbler Gearと64t Gear 3/8"をジョイントするカプラーを選択します。
    カプラーは青い円と赤い円のペアで表されます。
  3. マイクロダイアログで、アイコンをクリックしてジョイントカプラーの向きを反転します。

3番目のモーション解析を実行して、結果をプロットする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、最後まで実行します。
    これでギアの歯は目的どおりに噛み合っています。
  2. モデルブラウザでカプラー1を選択して結果をプロットします。
    デフォルトでは、プロットにはカップリングジョイントのうちの1つのトルクが示されます。次に、カプラーで使用されている両方のジョイントの回転速度を比較します。
  3. プロットを右クリックし、コンテキストメニューから角速度を選択します。
    このプロットから、速度比が2:1であることがわかります。
  4. モデルブラウザでカプラー2を選択します。
    これで、カプラー2の比率が4:1であるとわかります。
  5. プロット上を右クリックし、トルク値を選択します。
    トルク値にもカプラ比率が示されます。