流体シミュレーションの設定と実行

デフォルトまたはカスタム設定を使用して流体シミュレーションを実行します。

流体クイックラン

デフォルトの設定を使用して、選択したパートの流体シミュレーションを実行します。

  1. 流体リボンで、流体解析ツールグループの流体クイックラン ボタンをクリックします。

  2. 解析を完了させます。

流体解析の設定

ユーザーが指定した設定を使用して流体シミュレーションを実行します。

  1. 流体リボンで、流体解析の実行ツールグループの流体解析の設定ツールをクリックします。

  2. 設定のカスタマイズ:
    表 1. シミュレーションタブ
    オプション 説明
    名前 シミュレーションの名前を入力します。
    精度設定 スライダーを左にドラッグすると、高速で低解像度のシミュレーションを行えます。解像度を上げるには、スライダーを右にドラッグします。
    ボクセルサイズ 計算に使用するボクセルメッシュのサイズを定義します。
    ボクセル数 シミュレーション領域で使用するボクセル数を設定します。
    ゾーン調整 メッシュを微調整したいパートにゾーンを作成または編集します。
    グリッドの表示 オンにすると、パート側に生成されるグリッドが表示されます。
    表 2. アドバンスドタブ
    オプション 説明
    終了基準 選択した基準値を満たした時点でシミュレーションを停止します。
    • 物理モデルと方程式:物理的基準値と式の基準値の両方を満たした時点でシミュレーションを停止します。
    • 物理モデルまたは方程式:物理的基準値と式の基準値のいずれかを満たした時点でシミュレーションを停止します。
    • 物理モデル:物理的収束基準を満たした時点でシミュレーションを停止します。
    • 方程式:式の基準値を満たした時点でシミュレーションを停止します。
    出力周波ステップ シミュレーションの出力周波ステップを定義します。
    最大時間ステップ シミュレーションで許容される時間ステップの最大数を定義します。
    流れのタイプ 流れのタイプを選択します。
    • 乱流:乱流は、粒子の動きが無秩序であることが特徴です。ほとんどの工学的な流れは乱流です。
    • 層流:層流は、流体が平行な層で流れるときに発生します。これはレイノルズ数が非常に小さいときにのみ現れます。
    GPU評価 シミュレーションを実行する際に、サポートされているNVIDIA GPUが使用できるかどうかを確認します。
    注: デフォルト設定に戻すには、リセットボタンをクリックして、デフォルトを選択します。
  3. 実行ボタンをクリックします。

実行状況

現在の実行の状況をビューするには、現在処理中の実行のほか、まだ結果表示していない現在のモデルでの実行も表示されます。これまでのすべての実行を確認するには、実行履歴を使用します。

  1. 解析アイコンにマウスカーソルを合わせ、実行状況ツールを選択します。

    実行状況ウィンドウが表示されます。

  2. 実行の完了後、そのステータスを確認します。
    ステータス 説明 メモ
    実行は正常終了しました。 この状態は、解析アイコンの上に緑色の旗が表示されていることでも示されます。緑色のフラグをクリックして結果を読み込むことができます。
    実行は不完全でした。

    解析を実行しましたが、不完全な状態で終了しました。結果タイプのすべてではなくても、一部は有効である可能性があります。新規の解析を実行して完全な結果を生成することをお勧めします。

    最適化を実行すると、実行は完了しますが、警告または違反が報告されます。実行状況ダイアログで実行の名前をダブルクリックします。続いて形状比較で制約違反ボタンをクリックして詳細情報を確認します。

    計算はエラー終了で有効な結果はありません。 この状態は、解析アイコンの上に赤色の旗が表示されていることでも示されます。
  3. 1つまたは複数の実行を表示します。
    • 実行を表示するには、その行をダブルクリックします。
    • 複数の実行を表示するには、CtrlまたはShiftを押したまま行をクリックしてから結果表示ボタンをクリックします。
      注: 同じパートに複数の結果が関連している場合、そのパートの最も直近に実行された結果がモデリングウィンドウでアクティベートされます。
ヒント:
  • 実行が保存されているディレクトリを開くには、実行名を右クリックして、実行フォルダを開くを選択します。
  • 削除した実行または過去に表示した実行を表示するには履歴ボタンをクリックします。
  • 実行を削除するには、実行を選択し、削除を押します。解析エクスプローラまたはモデルブラウザで右クリックすると表示されるコンテキストメニューを使用して、実行の削除も行えます。

実行履歴

現在のモデルと以前のモデルに対するこれまでの実行を表示、ソート、開くか、削除します。

解析実行を表示すると、実行状況ウィンドウから削除されますが、実行履歴テーブルを使用して表示できます。
  1. 解析アイコンまたは流体解析アイコンにマウスカーソルを合わせ、実行状況ツールを選択します

    実行履歴が表示されます。

  2. 実行のステータスを確認します。
    ステータス 説明 メモ
    実行は正常終了しました。  
    実行は不完全でした。

    解析を実行しましたが、不完全な状態で終了しました。結果タイプのすべてではなくても、一部は有効である可能性があります。新規の解析を実行して完全な結果を生成することをお勧めします。

    最適化を実行すると、実行は完了しますが、警告または違反が報告されます。実行状況ダイアログで実行の名前をダブルクリックします。続いて形状比較で制約違反ボタンをクリックして詳細情報を確認します。

    計算はエラー終了で有効な結果はありません。  
  3. 実行を表示するには、その行をダブルクリックします。
ヒント:
  • 実行が保存されているディレクトリを開くには、実行名を右クリックして、実行フォルダを開くを選択します。実行履歴が保存されるデフォルトディレクトリは、実行オプションのプリファレンスで変更できます。
  • デフォルトでは、実行履歴が一定のサイズを超えると通知が届ききます。サイズ制限を変更するか、実行オプションのプリファレンスで通知をオフにできます。
  • 実行を削除するには、実行を選択し、削除を押します。