Streamlinesグラフィカルマニピュレータ

Streamlinesグラフィカルマニピュレータでは、ストリームライン(ライン、プレーンまたは領域上のシード節点により定義)の作成に使用されたストリームラインレーキのスケーリング、平行移動または回転が行えます。

Lineマニピュレータ

Lineマニピュレータは、Lineレーキ用としてStreamlines panelに用意されています。


Figure 1.

Lineマニピュレータは、両端と中央ポイントにハンドルを有するラインです。ハンドルが選択されると、その特定のハンドルが指定の方向に動かせるよう、トライアドが表示されます。

Lineレーキの追加に先立ち節点が指定されていない場合、グラフィカルマニピュレータはモデルの中央に作成されます。Lineレーキの追加に先立ち節点がピックされると、グラフィカルマニピュレータの端点はN1,N2に合致します。Lineレーキの追加に先立ち座標が指定されると、グラフィカルマニピュレータの端点は入力された座標に合致します。LineレーキのアウトラインはLineマニピュレータと一致し、マニピュレータがモデルの表示されているコンポーネント内に収まらない領域では、シードがマニピュレータに重なって表示されます。

センターポイントは、空間内で自由にドラッグできます。ラインの長さと方向は、マニピュレータが剛体エンティティとして動かされても変わらず留まります。また、マニピュレータの端点はセンターポイントと同等に動きます(同じ平行移動)。

グラフィックス領域内でのマウスドラッグ(自由移動)、Streamlinesパネルでの対応するレーキについての座標調整、または節点の選択のいずれかが行われると、関連付けされている端点は更新されます。この更新は、マニピュレータの長さと方向、またセンターポイントの位置に影響を及ぼします。このプロセス中、他方の端点は変わらず留まります。

一旦ストリームラインが1つのレーキについて生成されると、マニピュレータの使用は、マウスの左ボタンを放すと同時にストリームラインの再生成を強制します(Auto-generate streamlinesオプションがアクティブとなっている限り)。

Two Directionalマニピュレータ

Two Directionalマニピュレータは、Areaレーキ用としてStreamlines panelに用意されています。


Figure 2.

Two Directionalマニピュレータは、選択されたコンポーネントを囲む矩形の平面領域で、各コーナーおよび辺の中央にハンドル、矢印および正方形のハンドルを有しています。

各矢印は、直線に沿って自由にドラッグできます。矩形の領域全体はそれに従って移動し、サイズと形状は同じに留まります。弧状の矢印は、掴んで、矩形領域を面への法線周りに回転させることができます。正方形のハンドルは、領域のプレーン上を自由にドラッグして矩形領域を再配置することが可能です。

また、辺中央のハンドルは自由にドラッグし、矩形領域の面積を拡大/縮小できます。ハンドルが動かされるのにつれて、辺全体が平行移動し、結合されている辺のサイズが変化する一方、反対側の辺は空間内で固定されて残ります。コーナーハンドルは、領域のプレーン上を自由にドラッグして、領域の全体のサイズを拡大縮小できます。コーナーに接する2つの辺はドラッグされたコーナーを追従し、対角にあるコーナーは動かずに留まります。その他の辺とハンドルは、ドラッグに応じて更新されます。

矩形領域の移動またはサイズ変更のためにマニピュレータが使用されると、シードは、コンポーネントの領域との交点についてのみ示すよう更新されます。

局所Xは列の数、局所Yは行の数を定義します。

Evenly distributedオプションチェックボックスにチェックマークが入っている、または入っていない際に、グラフィカルマニピュレータはその1つ前の状態に復元されます。Evenly distributedチェックボックスにマークが入っていない場合、マニピュレータと矩形領域は削除され、設定が保存されます。

Three Directionalマニピュレータ

Three Directionalマニピュレータは、Planeレーキ用としてStreamlines panelに用意されています。


Figure 3.

Three Directionalマニピュレータは矩形の平面領域で、各コーナーおよび辺の中央にハンドル、矢印、および正方形のハンドルを有しています。

Three Directionalマニピュレータは、セクションまたはN1N2N3が指定されていない場合にモデルの中央に作成され、矩形領域は適宜にサイズ変更されます。N1N2が与えられている場合、両節点は矩形領域の隣り合うコーナーを定義し、1つの方向がN1N2に並びます。N1N2N3が与えられている場合、N1N2は矩形領域の隣り合うコーナーを定義し、1つの方向がN1N2に並びます。断面が選択されている場合、領域は、モデルの断面との交点を囲みます。参照ポイントがパネルに入力されている場合、領域は設定の保存後適宜に定義されます。


Figure 4.

マニピュレータのセンターポイントは、空間内で自由にドラッグできます。レーキのアウトラインは、マニピュレータが中央に留まるよう、同じ平行移動を受けます。切断面はその法線方向にドラッグされ、マニピュレータは、マウスの動きに基づいて断面のプレーン上を移動されます。各矢印は直線に沿って自由にドラッグでき、断面に垂直な矢印がドラッグされない限り、断面上のマニピュレータの位置のみが変化します。弧状の矢印は、掴んで、切断面を面への法線周りに回転させることができます。正方形ハンドルは、空間内で自由にドラッグして、切断面の場所を修正することができます。切断面内でマニピュレータを移動しても、断面自体の位置に影響が及ぼされることはなく、単にマニピュレータのベース位置のみが影響されます。

辺中央のハンドルは自由にドラッグし、矩形領域の面積を拡大/縮小できます。ハンドルが動かされるのにつれて、辺全体が平行移動し、結合されている辺のサイズが変化する一方、反対側の辺は空間内で固定されて残ります。コーナーハンドルは、領域のプレーン上を自由にドラッグして、領域の全体のサイズを拡大縮小できます。コーナーに接する2つの辺はドラッグされたコーナーを追従し、対角にあるコーナーは動かずに留まります。その他の辺とハンドルは、ドラッグに応じて更新されます。

レーキのアウトラインの移動またはサイズ変更のためにマニピュレータが使用されると、シードは、モデルと交差するしないに関わらず、レーキのアウトラインに従います。

局所Xは列の数、局所Yは行の数を定義します。