HyperWorks Desktopは、いくつかの設定ファイルを記述します。
HyperMeshは、command<#>.tcl、hmmenu.set、hmsettings.tcl(スタンドアロンのみ)を記述します。HyperWorks Desktopは、hwsettings.xmlを記述します。以下では、これらの各ファイルについて説明しています。
command<#>.tcl
このコマンドファイルは、何らかの操作の実行時にHyperMeshで実行されたコマンドを含むコマンド履歴ファイルです。このファイルを使用して、各種の操作を再実行したり、特定のプロセスを自動化するために必要なコマンドを特定するための土台とすることができます。デフォルトでは、このコマンドファイルはセッションごとに起動ディレクトリに書き込まれます。HM_COMMANFILE_DIR環境変数を使用して、このファイルの書き込み先をカスタマイズできます。Linuxでは、このコマンドファイルの名前はcommand.tclです。
hmmenu.set
hmmenu.setファイルには、
panelオプション、
panel設定、ユーザープロファイル、グラフィックス設定、要素チェック設定、貫通チェック設定、その他のいくつかの設定に関する情報が保存されています。
hmmenu.setファイルは、各セッションの終了後に起動ディレクトリに書き込まれます。このファイルを削除すると、保存されている設定がデフォルト値にリセットされます。起動時にこのファイルが読み取られる場所はカスタマイズできます。
HyperWorks Desktopは、次の検索順序に従って
hmmenu.setファイルを検索します。このファイルのコピーが複数の場所に存在している場合は、この検索順序で最初に見つかったコピーのみが使用されます。
- HM_MENUSET_DIR環境変数
- 起動ディレクトリ
- ホームディレクトリ
- HW_CONFIG_PATH環境変数
- インストレーションディレクトリ
hmsettings.tcl
hmsettings.tclファイルには、
browser、ユーザーインターフェースのレイアウト(タブの位置、
command window、
panelの位置、ツールバーなど)、キーボードプリファレンス、インポート / エクスポート設定、最近開いたファイル、その他の
HyperMeshスタンドアロンの各種設定に関する情報が保存されています。デフォルトでは、
hmsettings.tclファイルは、各セッションの終了後にWindowsのMy Documentsディレクトリまたは
Linuxの
~/.altairに書き込まれます。このファイルを削除すると、保存されている設定がデフォルト値にリセットされます。起動時にこのファイルが読み取られる場所と、終了時にこのファイルが書き込まれる場所はカスタマイズできます。
HyperMeshスタンドアロンは常に、
hmsettings.tclファイルを、このファイルがそのセッションで読み取られた元の場所に書き戻します。次の順序に従って
hmsettings.tclファイルが検索されます。
- HM_SETTINGS_DIR環境変数。これが設定されている場合は、このファイルが存在しない場合でも、検索は停止します。
- WindowsのMy DocumentsディレクトリまたはLinuxの~/.altair。
hwsettings.xml
hwsettings.xmlファイルには、
browser、ユーザーインターフェースのレイアウト(タブの位置、
command window、
panelの位置、ツールバーなど)、キーボードプリファレンス、インポート / エクスポート設定、最近開いたファイル、その他の各種設定に関する情報が保存されています。デフォルトでは、
hwsettings.xmlファイルは、各セッションの終了後にWindowsのMy Documentsディレクトリまたは
Linuxの
~/.altairに書き込まれます。このファイルを削除すると、保存されている設定がデフォルト値にリセットされます。起動時にこのファイルが読み取られる場所と、終了時にこのファイルが書き込まれる場所はカスタマイズできます。
HyperWorks Desktopは常に、
hwsettings.xmlファイルを、このファイルがそのセッションで読み取られた元の場所に書き戻します。次の順序に従って
hwsettings.xmlファイルが検索されます。
- HW_SETTINGS_DIR環境変数。これが設定されている場合は、このファイルが存在しない場合でも、検索は停止します。
- WindowsのMy DocumentsディレクトリまたはLinuxの~/.altair。