モデルの作成

CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。

  1. エッジポートを削除します。
    Note: Sパラメータ設定は標準の設定に戻ります。
  2. shielded_filterを拡張し、Feed1Feed2を、同時にではなく、別々に削除します。
  3. 2つの領域の特性をデフォルト、すなわちMoM/MLFMM with surface equivalence principle (SEP) - defaultに戻します。
  4. ボックス上面およびマイクロストリップのラインとスタブを除き、水平方向のフェイスをすべて削除します。
  5. 底面に導電層を設けた平面積層基板(無限平面)を追加します。
    1. Plane / ground.を選択します。
      • Planar multilayer substrateをクリックします。
      • Thickness (Layer 1): substrate_height
      • Medium (Layer 1): substrate
      • Ground plane (Layer 1): PEC
      • Z value at the top of layer 1substrate_height
  6. 給電線のエッジにマイクロストリップポートを追加します(Figure 1およびFigure 2をご参照ください)。


    Figure 1. 給電線のエッジにマイクロストリップのポートを追加した状態。ここでは無限平面の表示は省略し、ポートの位置がわかるように断面を追加しています。


    Figure 2. 3D viewでマイクロストリップのポートの1つを拡大した図。
    Tip: このマイクロストリップポートは無限基板で使用できます。このポートは単一のエッジにのみ接続するので、エッジポートよりも構造が単純です。結果の位相が必要な場合は、それに応じてポートの極性を追加します。3Dビューでは、正の端子が赤い円筒で表示されます。
  7. マイクロストリップライン(フェイス)上のローカルメッシュサイズをstrip_width/2に設定します。