インポート時のCADのクリーンアップ
インポートしたモデルに対して診断テストを実行し、パートの問題のレビューと修正を行います。
その他のファイル形式の場合は、以下の手順でインポート時にCADをクリーンアップできます。
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プリファレンスで診断の実行機能をオンにします。
- ファイルメニューのプリファレンスボタンをクリックし、プリファレンスウィンドウを開きます。
- カテゴリで、Inspire > 形状を選択します。
- プリファレンスで、CADファイルからのインポートまでスクロールダウンします。
- 高速インポートの場合は、診断ありを選択します。
- CADファイルを開くには、CtrlキーとOキーを同時に押します。
- 履歴ブラウザで、CADモデルを右クリックし、インポート診断の実行を選択します。
- 診断テーブルに、パートの名前と対応する問題がリストされます。詳細については、以下をご覧ください。 CAD形状の問題
- デフォルトでは、代替変換を除くすべてのインポートオプションが、モデルの修正に使用されます。インポートオプションをカスタマイズするには、アドバンストボタンをクリックし、カラムヘッダーを右クリックしてから、目的のインポートオプションをオン/オフします。詳細については、CADインポートオプションをご覧ください。
- 目標のパートを選択し、修正ボタンをクリックします。
CAD形状の問題
診断テーブルに表示されるCAD形状の問題についての説明です。
エラー | 説明 |
---|---|
変換されない | パートはParasolidに変換できませんでした。そのため、Inspireパートは空です。 |
欠落したフェイス | 一部のフェイスが変換されず、結果のパートで欠落しています。 |
ソリッドでない | Parasolidに変換された後、パートはソリッドではなくなりました。 |
分割 | ニッティングに一部または全部失敗し、Parasolidの結果パートが分割されています。 |
無効 | Parasolidチェックにより、結果のパートにエラーが検出されました。形状は有効なParasolidパートでない可能性はありますが、それでも操作することはできます。 |
破損 | Parasolidチェックにより、パートが破損していることが検出されました。結果のInspireパートは残りますが空です。 |
テッセレーションされていない | パートがまったくテッセレーションされなかったため、パートは空です。 |
部分的にテッセレーションされた | 一部のフェイスのテッセレーションに失敗し、削除されます。 |
CADインポートオプション
CADインポートオプション(前処理、変換、後処理)の説明です。
オプション | タイプ | 説明 |
---|---|---|
修正する(別称プリヒーリング) | 前処理 | 選択したパートを修正します。 |
代替変換 | 変換 | 通常の変換(トリミング、ニッティング)で期待通りの結果が得られない場合、このオプションをオンにすると、選択したパートが一時的な.x_b ファイルに保存され、Parasolidによって再読み込みされます。 |
縫い合わせ | 変換 | ニッティングに失敗した場合、パートはすべてのピースを保持したアセンブリに変換されます。このオプションをオンにすると、ピースが結合されます。 |
ソリッド化 | 後処理 | ガッシュ、小さな欠けたフェイス、スライバーフェイス(テッセレーションされていないために削除されたフェイス)などの問題がある場合、このオプションをオンにするとパートをソリッドにすることができます。 テッセレーションが部分的に失敗した場合、テッセレーションされていないフェイスは削除され、再度ソリッド化処理が行われます。 |
エッジ精度をリセット | 後処理 | 許容誤差エッジ形状を再計算して精度を向上させます。 このオプションをオンにすると、トポロジカルまたは視覚的にパートが修正されることがありませんが、一部の失敗したモデリング操作を修正できる場合があります。 |