Define Curves

Define Curvesパネルを使用すると、既存のカーブを個々に編集したり、現在のプロットに新規カーブを追加することができます。



Figure 1. Define Curves

このパネルから、アプリケーションのカーブカリキュレータへのアクセスが可能です。

プリファレンスファイル内で*AutoDefaultCurves()がオンとなっており、1つのカーブが既存のカーブと共にプロットに追加される場合、新しいカーブは、既存のカーブに最後に追加されたもののコピーとなります。*AutoDefaultCurves()がオフとなっている場合は、新しいカーブは空となります。

Note: HyperGraph 9.0またはそれ以前では、カーブ名は固定文字列で定義されていましたが、現在はTemplex式で定義されます。Templex式は、編集可能な欄においてのみ、可視化されます。編集不可の欄では、評価された式が表示されます。ほとんどの場合、評価された式は、以前のバージョンでハードコード化されたテキストと一致するはずです。

このトピックに関する詳細については、動的なカーブ名をご参照ください。

カーブリスト

カーブリストには、現在のウィンドウ内のカーブの名称が表示されます。

カーブの属性を変更するには、カーブをCurvesリストから選択またはウィンドウからピックする必要があります。属性は、リストから複数のカーブを選択するか、ウィンドウからカーブをピックする際にControlキーを押したままにすることで、一度に2つ以上のカーブに割り当てることが可能です。属性は、選択されたカーブにのみ適用されます。選択されたカーブは、リスト内でハイライト表示されます。

カーブリストコントロール

カーブリストには、アクティブウィンドウ内のカーブすべての名前が表示されます。

カーブは、カーブリストコントロールを使用して、名称変更、追加、カット、コピー、ペーストすることができます。

カーブはそれぞれその表示をオンまたはオフにすることができます。カーブの表示をオフに切り替えるには、リストからカーブを選択するか、或いは、ウィンドウからカーブをピックし、カーブリストの上のカーブ名の横にあるチェックボックスを非アクティブにします。一旦表示をオフにしたカーブをオンに戻すには、チェックボックスをアクティブにします。

アクティブウィンドウについてカーブリストをコントロールするには、Cut、Copy、Paste、Addボタンを使用します。カーブは、別のウィンドウにコピー、ペーストすることができます。また、リストへのカーブの追加と削除も可能です。

カーブの作成と定義

カーブを編集するにはまず、カーブをカーブリストから選択するか、ウィンドウからピックする必要があります。

X、Y、UおよびVベクトルは、パネルの上部に表示されます。これらのベクトルのデータソースは、テキスト欄に表示されます。ベクトルラジオボタンまたは対応するテキストボックスをクリックして、編集するベクトルを選択します。uおよびvベクトルのサポートにより、プロッティングに先がけてカーブ上で演算を行うことが可能です。



Figure 2.

新しいデータは、ソースファイルより選択、プログラムのカーブカリキュレータを使って数学的に定義、あるいは値を入力します。どのソースを選択するかによって、パネルのオプションは変化します。

カーブの構築

数式は、XおよびYラジオボタンの横にあるテキスト欄で作成されます。数式は、カーブカリキュレータ上の数字、演算子または関数をクリックして作成します。数式が作成される際、各演算子、関数および数字がテキスト欄に表示されます。1つの数式には、加算乗除等の基本的数学演算および三角関数、信号処理関数等が含まれます。また、数式の中で他のベクトルを参照することも可能です。

カーブカリキュレータには一般的に使用される一部の関数しか表示されていませんが、100以上の関数および演算子が用意されています。

各関数の説明および目的の詳細については、HyperWorks Desktop Reference GuidesオンラインヘルプのMath Referenceをご参照ください。

カーブの参照

数式では、同一セッション内の任意のカーブまたはベクトルを参照することができます。

カーブベクトルの参照は、マウスでカーブをピックするか、或いは、次のシンタックスを使用して定義します:

pmwnco.vector

ここで:

mはカーブが置かれているページの番号

nはカーブを含むウィンドウの番号

oはウィンドウ内のカーブの番号

vectorは参照されるカーブのX、Yまたは時刻ベクトルを表わします

例えば、p2w1c3.yは、2番目のページ(p2)の最初のウィンドウ(w1)内の3番目のカーブ(c3)のYベクトル(.y)を意味します。

参照されたカーブが編集または更新される際、そのカーブを参照するカーブ群もまた更新されます。

Complex Plotカーブ

Complex Plotカーブは、追加のシンタックスで参照されます。
位相値
カーブが位相値を参照することを示すには、位相カーブの末尾に文字pを付けます。たとえば、pmwnco.vectorp
大きさ
カーブが大きさを参照することを示すには、大きさカーブの末尾に文字mを付けます。たとえば、pmwnco.vectorm
実数カーブ
実数値を参照する実数カーブには、末尾に文字rを付け、pmwnco.vectorrとなります。
虚数カーブ
虚数値を参照する虚数カーブには、末尾に文字iを付け、pmwnco.vectoriとなります。