HG-1020:プロットの編集

本チュートリアルでは、プロットの編集について学習します。

本チュートリアルでは以下のことを行います:
  • Axesパネルでの作業
  • Coordinate InfoパネルとTextViewの使用
  • Modify Curvesパネルでカーブを編集
  • 2つ目の軸を作成してカーブに適用
Axesパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • Axesアイコンをクリック
  • メニューバーからAnnotations > Axesを選択します。

プロットに複数の軸を追加することが可能です。さらに、ラベルや色、スケーリング等の軸の属性も編集できます。

Convert Unitsツールにアクセスするには、プロットの軸を右クリックしてConvert Unitsを選択します。

Convert Unitsツールでは、水平または垂直軸の目盛に現在使用されている単位を別の単位に変換することが可能です。軸に関連する全てのカーブはスケーリングされ、軸のラベルは新しい計測単位を反映して更新されます。

Figure 1.
Coordinate Infoパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • Coordinate Infoアイコンをクリック
  • メニューバーからCurves > Coordinate Infoを選択します。

Coordinate Infoパネルでは、アクティブウィンドウ内の任意のカーブ上にある個々のポイントのデータを取得します。ポイントが選択されると、パネル上にポイントデータが表示されます。

TextViewにアクセスするには、アプリケーション選択メニューからTextView をクリックします。

テキストエディタウィンドウでは、テキストファイルの閲覧、編集、保存、テキストの検索や属性の変更、またTemplex関数の評価が行えます。Templexを利用すると、プロットウィンドウに表示されているカーブの結果をテキストウィンドウにテキストフォーマットで取得することができます。

Modify Curvesパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • Modify Curvesアイコンをクリック
  • メニューバーからCurves > Modify Curvesを選択します。

Modify Curvesパネルでは、プロットに付随するカーブデータの編集を行います。カーブは、指定の範囲と方位内でカット、トリム、ブリッジまたはハイドすることができます。

Scales Offset and Axis Assignmentsパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • Scales OffsetおよびAxis Assignmentsアイコンをクリック
  • メニューバーからCurves > Scales Offsets and Axis Assignmentsを選択します。

このパネルを使用すると、カーブのスケール、オフセットおよび軸の属性を複数のカーブに適用することができます。

セッションファイルdemo_3.mvwを開く

  1. Fileメニューから Open > Sessionを選択します。
  2. plottingフォルダーからdemo_3.mvwファイルを選択し、Openをクリックします。

Convert Axis Unitsツールを使ってY軸をスケーリング

  1. page 2のwindow 1をアクティブにします。
  2. ウィンドウ内のY軸を右クリックし、ポップアップメニューからConvert Unitsを選択します。
    ダイアログが起動し、デフォルトでConvert Axis Unitsダイアログが起動し、デフォルトでTimeが選択されています。これは、単位変換プログラムがY軸(Force)の単位を認識しなかったためです。
  3. 以下の選択を行います:
    1. ダイアログでForceを選択します。
    2. ドロップダウンメニューからFrom: Nを選択します。
    3. ドロップダウンメニューからTo: kNを選択します。
  4. OKをクリックし、変更を適用してダイアログを閉じます。
    Y軸のラベルがForceからForce (kN)に切り替わります。加えて、Y軸の数値とカーブのYデータが0.001倍にスケーリングされます。
  5. 再度、Y軸を右クリックしてConvert Axis Unitsダイアログを開きます。軸の計測単位が認識され、Forceが選択されています。
  6. Cancelをクリックし、Convert Axis Unitsダイアログを閉じます。

window 1のY軸ラベルをForce(kiloNewtons)に変更

  1. Axesパネルアイコンをクリックします。
    Axes下のリスト内のPrimaryがハイライトされてアクティブに設定されています。
  2. Axesリスト上のドロップダウンメニューからVerticalを選択します。
  3. TextタブのForce (kN)をForce (kiloNewtons)に変更し、Ctrlを押して変更を適用します。

データラインの作成

  1. page 2のwindow 2をアクティブにします。
  2. Datum Planesアイコンをクリックします。
  3. Addをクリックします。
  4. DatumにHorizontalが選択されていることを確認します。
  5. Positionタブを選択します。
  6. AxisがPrimaryに設定されていることを確認します。
  7. Position欄にsin(90) +100-cos(0)と入力し、Enterを押します。
  8. Line Attributesタブをクリックし、ラインに別の色を選択します。

カーブのトリミング

  1. page 2のwindow 3をアクティブにします。
  2. Modify Curvesアイコンをクリックします。
  3. Curves欄の右に、カーブアイコンがあります。
    Select Curvesダイアログが表示されます。
  4. p2:Force-2の下のw3: XY plotを選択し、OKをクリックします。
    window 3内の全てのカーブが選択され、Curvesテキスト欄にp2w3c1、p2w3c2、p2w3c3が表示されます。
  5. オプションDirection がHorizontalにセットされていることを確認します。
  6. Rangeの下のFrom0.2と入力し、Enterを押します。
  7. To0.95と入力し、Enterを押します。
  8. Actionの下のTrimをクリックし、選択したカーブの指定した範囲から外側のデータを削除します。
    Figure 2.

プロットウィンドウに2つ目のY軸を作成

  1. Add Pageアイコンをクリックします。
  2. Build Plotsパネルに移動します。
  3. plottingフォルダーにあるdemo.datファイルを開きます。
  4. Layout: Use current plotオプションを選択します。
  5. X type: TimeY type: ForceY Request: REQ/3 Curve3、およびY Component: Xを選択してカーブを作成します。
  6. X type: TimeY type: DisplacementY Request: REQ/33 Curve33、およびY Component: Xを選択し、同じプロットウィンドウ内に2つ目のカーブを作成します。
  7. Axesパネルに移動します。
  8. Axisリスト上のドロップダウンメニューからVerticalを選択します。
  9. Addをクリックするとウィンドウの右側に2番目のY軸が作成されます。
    Y1という名称で軸が作成され、Axisリスト内でハイライト表示(アクティブ化)されます。
  10. Axisリスト上のAxisテキスト欄で、Y1をdispに変更し、Enterを押します。
  11. Textタブで、軸ラベルのY1をComp x dispに変更し、Enterを押します。
  12. Scales, Offsets, and Axis Assignmentsパネルに進みます。
  13. curve REQ/33 Curve 33-Xがハイライトされているのを確認します。
  14. Axis assignmentsの下のY:横のドロップダウンリストからdispを選択し、Applyをクリックします。
    REQ/33 Curve33-xのカーブに2番目のY軸が適用されます。
  15. Fit をクリックし、プロットを画面いっぱいに表示させます。

Templexを使って既存のxyカーブの情報を取得

  1. ツールバー上のPage Layoutアイコンをクリックし、2ウィンドウのレイアウトを選択します。
  2. window 2をアクティブにします。
  3. アプリケーション選択メニューからTextView を選択します。
    Figure 3.
  4. テキストエディタウィンドウに次のとおり入力します:
    Maximum Force is {max(p3w1c1.Y)} Newton
    Maximum Displacement is {max(p3w1c2.Y)} meter
  5. ツールバーでEdit Textボタンをクリックします。
    Templexステートメントが評価されて表示されます。

    テキストエディタウィンドウは現在、入力不可のモードになっています。

    Figure 4.
  6. Edit Textアイコンを再度クリックし、入力モードに切り替えます。