定数値の引数

1つの引数が1つの定数として渡される際、Expression Builderによって定数値表に変換されます。

そのためには引数は以下の要件を満たす必要があります:
  • その引数は1つの値表である
  • その引数は特定のフォーマット(スカラー、ベクトルまたはテンソル)のものである
  • その引数は特定のエンティティタイプに結びついている

一般的な値のタイプを受容する演算子は、定数値の引数を受容しません。これらの条件に見合わない演算子の例は、Mathライブラリ内の単項演算子(スカラー、ベクトルまたはテンソルタイプで、あらゆるエンティティタイプに結びつく)です。定数値表を作成するには、これらの制約が必要となります。

下に示す複合破壊理論の例は、機能するために、Xt、Xc、Yt、Yc、Sの5つの材料-境界スカラー値表を必要とします。

これらの表は、指定の材料について、繊維のXおよびY方向に沿った引張力、圧縮力、せん断の許容され得る応力を定義し、resource #4からのスカラー表としてHill Failure Theory演算子に渡されます(デフォルトの引数は非表示):


Figure 1.
1つの演算子について表が使用不可で定数値が十分である場合、値表は定数で置き換えることが可能です。上の例では、演算子HillFTは、以下のとおりコールされることが可能です(デフォルト値は非表示):


Figure 2.