テーブルの選択

演算子が選択されたら、入力を創るためにテーブルを選択する必要があります。

ダイアログのテーブル選択部分は、使用可能なすべてのテーブルを一覧表示し、オプションとして、別のフレーム、荷重ケース、または別のリソースからさえもテーブルを呼んでくるための拡張選択ドロップダウンが用意されています。テーブルオプションのリスト全体を表示させるには、Show allドロップダウン矢印をクリックします。


Figure 1. テーブル選択セクションがShow allに拡張されたExpression Builder

テーブルアドレスが指定されると、Insertボタンをクリックして(定義される引数に対応した現在の挿入ポイントに)式に追加することができます。これにより1つのテーブルアドレスが追加されますが、これは、長いデータタイプ名を扱わずに長い式をオーサリングすることが可能な省略形となります。

テーブルアドレスのエイリアスは、アドレスを荷重ケース/フレーム、データタイプ、コンポーネントおよびレイヤーに分けるドット区切りの4つのセクションを使用します:
LCnFn.{S|V|T}n.Cn.Ln

ここで:

n = インデックス(荷重ケースインデックス、フレームインデックス、テーブルインデックス、コンポーネントインデックスなど)

LC = 荷重ケース

F = フレーム(シミュレーションステップ)

{S|V|T} = スカラー、ベクトル、テンソル

C = コンポーネント(ベクトルまたはテンソルテーブルにのみ有効)

L = レイヤーインデックス

インデックスは、1ベースアレイインデックス(最初のエントリが0ではなく1)です。例えば、T1は1つ目のテンソルテーブルを参照します。テーブルのフル指定は必須ではなく、データタイプセクションのみで構成されることが一般的です。例:
Table アドレス リファレンス
T1.C1 1つ目のテンソル、1つ目のコンポーネント 応力、XX(スカラー、2つのレイヤー:Z1 & Z2)
T2. 2つ目のテンソル 応力(テンソル、2つのレイヤー:Z1 & Z2)
T2.C3.L1 2つ目のテンソル、3つ目のコンポーネント、1つ目のレイヤー 応力、ZZ、Z1(スカラー、レイヤーなし)
V2 2つ目のベクトル 回転(ベクトル)

テーブルのリファレンスはリソースのみにすることが可能で、式の結果としてのユーザー定義であるテーブルにはできません。例えば、新しいテンソルを定義する場合、それを式内に呼ぶことはできません。

式を作成/編集する際、Expression Builderダイアログは、デフォルトでアクティブとなっているDisplay aliasチェックボックスを有しています。


Figure 2.
完全なテーブルアドレスを確認するには、 Display aliasのチェックボックスを無効にしてください。


Figure 3.
Note: ロングフォームを見るには、式はシンタックス的に正しく完璧でなければなりません。
Attention: 式の編集は、Display aliasチェックボックスが選択されていない際はできません。