ケーブルシールド層の作成(シールドプロパティ)
周波数依存の表面インピーダンス、伝達インピーダンス、および伝達アドミタンスの行列を定義することで、ケーブルシールドを作成します。
- Cablesタブの説明グループで、 Cable Shieldアイコンをクリックします。
- Shield layer(s)でSingleをクリックし、一層のシールドを作成します。
-
Inner layerタブ、Impedance
definitionタブで、Definition methodドロップダウンリストのDefine
propertiesを選択します。
-
Transfer impedanceのDefinition
method ドロップダウンリストから、次のいずれかを選択します:
- プロパティを手動で定義するには、Specify
manuallyを選択します。
- Frequency列で、伝達インピーダンスと伝達アドミタンスを指定する周波数を指定します。
- Zt mag列で、伝達インピーダンスの大きさを指定します。
- Zt phase列で、伝達インピーダンスの位相を指定します。
- XMLファイルからプロパティを定義するには、Load from
fileを選択します。
- Filename欄で、ファイルの場所を参照します。
- プロパティを手動で定義するには、Specify
manuallyを選択します。
-
Transfer impedanceのInterpolation method ドロップダウンリストから、次のいずれかを選択します:
- データポイント間でデフォルトの補間方法を使用するには、Defaultを選択します。
- データポイント間で線形補間方法を使用するには、Linearを選択します。
- データポイント間で3次スプライン補間方法を使用するには、Cubic splineを選択します。
- データポイント間で有理(Thiele)補間方法を使用するには、Rationalを選択します。
- データポイント間で一定補間方法を使用するには、Constantを選択します。
-
Surface impedanceのDefinition
method ドロップダウンリストから、次のいずれかを選択します:
- 伝達インピーダンス(Zt)と等しい表面インピーダンス(Zs)を定義するには、Low frequency braid-approximation (Zs = Zt)を選択します。
- プロパティを手動で定義するには、Specify
manuallyを選択します。
- Frequency列で、表面インピーダンスを指定する周波数を指定します。
- Zs mag列で、各周波数の表面インピーダンスの大きさを指定します。
- Zs phase列で、各周波数の表面インピーダンスの位相を度単位で指定します。
- XMLファイルからプロパティを定義するには、Load from
fileを選択します。
- Filename欄で、ファイルの場所を参照します。
- 金属材料からプロパティを定義するには、Solid (metallic material)を選択します。
- Shield metal ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します:
- PECシールドを作成するには、Perfect electric conductorを選択します。
- 事前定義の金属から成るシールドを作成するには、その金属を選択します。
- モデル内でまだ定義されていない金属から成るシールドを作成するには、 アイコンをクリックして金属を定義するか、媒質ライブラリから金属を追加します。
- Shield metal ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します:
-
Inner layerタブ、Admittance
definitionタブで、Definition methodドロップダウンリストのDefine
propertiesを選択します。
-
Transfer admittanceのDefinition method ドロップダウンリストから、次のいずれかを選択します:
- プロパティを手動で定義するには、Specify
manuallyを選択します。
- Frequency列で、伝達インピーダンスと伝達アドミタンスを指定する周波数を指定します。
- Yt mag列で、各周波数の伝達アドミタンスの大きさを指定します。
- Yt phase列で、各周波数の伝達アドミタンスの位相を度単位で指定します。
- XMLファイルからプロパティを定義するには、Load from
fileを選択します。
- Filename欄で、ファイルの場所を参照します。
- プロパティを手動で定義するには、Specify
manuallyを選択します。
-
Transfer impedanceのInterpolation method ドロップダウンリストから、次のいずれかを選択します:
- データポイント間でデフォルトの補間方法を使用するには、Defaultを選択します。
- データポイント間で線形補間方法を使用するには、Linearを選択します。
- データポイント間で3次スプライン補間方法を使用するには、Cubic splineを選択します。
- データポイント間で有理(Thiele)補間方法を使用するには、Rationalを選択します。
- データポイント間で一定補間方法を使用するには、Constantを選択します。
- Inner layer タブのThickness欄に、シールドの厚みの値を入力します。
- Label欄に、このケーブルシールドの固有のラベルを追加します。
- Createをクリックしてケーブルシールドを作成し、ダイアログを閉じます。