ファイルからの近傍界開口の定義

.efeファイルや.hfeファイルから近傍界データをインポートして、近傍界データ開口を定義します。近傍界データ開口は、等価給電源または受信アンテナを定義する際に使用します。

.efeファイルと.hfeファイルには、座標系、周波数、およびポイント数に関する情報は含まれていません。したがって、近傍界データ開口を定義するには、ユーザーがこれらの情報を提供する必要があります。
  1. ConstructタブのDefineグループで、 Field/Current Dataアイコンをクリックします。ドロップダウンリストから、 Define Near Field Data File Structureを選択します。


    Figure 1. Define near field data file structureダイアログ。
  2. Aperture data definition ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します:
    • Electric and Magnetic field
    • Electric field
    • Magnetic field
  3. Source type欄で、次のいずれかを選択します:
    • Load an ASCII text file
      Note: 単位は電界(E-field)についてはV/m、磁界(H-field)についてはA/mです。
    • Load from *.hfe file
  4. E-field file欄で、電界ファイルの場所を参照します。
  5. H-field file欄で、磁界ファイルの場所を参照します。
  6. Coordinate system欄で、次のいずれかを選択します:

サンプルポイントの物理的な位置と、サンプルポイントと定義された開口部との関係を指定できます。

  1. (オプション)Also sample along edgesチェックボックスを選択して、外側のサンプルポイントが定義された開口部のエッジ上に存在していると想定します。
    CAUTION:
    単一のモデル内に複数の近傍界給電源がある場合、サンプルポイントは、共通の辺を共有するどの2つの開口部エッジ上にもあってはいけません。このような場合、位置と極性が同じ2つの微小ダイポールアンテナが含まれることになり、正しくない結果が生じます。
  2. CylindricalまたはSphericalオプションで、界の内側の領域が、計算された界の値と同じである場合、Swap source and field validity regionsチェックボックスを選択します。
  3. Width (W)欄で、開口部の幅を指定します。
  4. Height (H)欄で、開口部の高さを指定します。
  5. Number of points along U欄で、U 軸に沿ったポイントの数を指定します。
  6. Number of points along V欄で、V 軸に沿ったポイントの数を指定します。
  7. Start reading from line number欄で、ファイル内で読み取る最初の行番号を指定します。
    Note: コメント行と空白行はカウントされません。
    たとえば、近傍界あたり100個のポイントが含まれるファイルの場合、コメント行とは無関係に、2つ目のブロックの読み取りは101行目から開始されます。電界データと磁界データの両方が読み取られる場合、各ファイル内の開始行は同じです。
  8. Label欄に、この近傍界データの固有のラベルを指定します。
  9. Createをクリックして近傍界データを定義し、ダイアログを閉じます。