MLFMMの前処理

マルチレベル高速多重極法MLFMM)(上級ユーザー専用)を使用する際は、いくつかの前処理を使用できます。

Note: デフォルト設定を使用することをお勧めします。
Solve/RunタブのSolution Settingsグループで、 Solver Settingsアイコンをクリックします。Solver settingダイアログで、Advancedタブをクリックします。


Figure 1. Solver settingsダイアログ(Advancedタブ)。
Block-Jacobi using LU-decomposition (64)
各反復ステップ時に前処理の逆数が計算され、適用されるMLFMM解析用の前処理。
Incomplete LU decomposition (ILU) (128)
行列の不完全LU分解を使用するMLFMM解析用の前処理。
Multilevel FEM-MLFMM LU/diagonal decomposition (2010)
結合および領域分けされたシステムのマルチレベルの疎行列LU分解を使用するハイブリッドFEM / MLFMM解析用の前処理。

並列ソルバーに使用する場合 は、因数分解のタイプを指定できます。

Block-Jacobi preconditioner of MLFMM one-level-up (4096)
最も細かいボックスより1レベル上のボックス内のエントリに対してLU分解を使用するMLFMM解析用の前処理。
Sparse approximate inverse (SPAI) (8192)
MLFMM解析用の前処理。
Sparse LU (8193)
MLFMM近傍界行列の疎LU分解を使用するMLFMM解析用の前処理。

並列ソルバーに使用する場合 は、因数分解のタイプを指定できます。

Note: かっこ内の数字はCGカードでのI3フィールドの値に対応しています。