フェイスの修復と縫合
Repair and Sew Facesツールは、パートのフェイスにある問題の修復を試み、これらをソリッドまたはシートパートに縫合しようとします。
このツールは次のアクションを実行します:
- 入力フェイスを修復する
- トリミング曲線の不良によって無効になっているフェイスを特定して削除することで、フェイスの縫合のプリプロセッシングを行う
- 細長いフェイスを特定してパートから削除する
- フェイスを縫合する
- 残りの薄いギャッシュを縫合することで結果として生成されるパートのポスト処理を行う
- 新しいフェイスを作成して、プリプロセッシング段階で形状が削除されたことによる穴をすべて埋める

Figure 1. エッジと頂点が揃っていない複数の欠陥があるパート(左側)と、モデルにRepair and sew facesツールを使用した後(右側)。
TransformタブのRepairグループで、 Repair and Sew Facesアイコンをクリックします。

- Sew tolerance
- 指定されたトレランスが、シート縫合時のトレランスとして使用されます。
詳細設定
- Angular tolerance (degrees)
- それを超えると形状を円滑化するのではなくトポロジーの分割によってG11の不連続性が削除されるようになる接線の変化角度(度単位)。
- Replace missing geometry
- ツールは、結果として生成されるボディにある穴を覆うフェイスのサーフェス形状を生成しようとします。結果として生成されるボディに、欠落したフェイスの境界を成しているように見える層状エッジの閉じた円がある場合、ツールはサーフェスを生成してそのギャップ(エッジで囲まれた部分)上に広げ、そこから覆いとなるフェイスを作成しようとします。
1 サーフェスは、パッチと呼ばれる複数のNURBSサーフェスで構成できます。これらのパッチは境界が見えないように互いにフィットする必要があります。これは形状的な連続性の概念によって数学的に表現されます。形状的な連続性を確立するオプションの1つは接線連続(G1)の手法です。ここでは、2つの曲線またはサーフェスの端点のベクトルを平行にして、鋭いエッジを排除する必要があります。