一般的なソルバー設定
ソルバーの一般的な設定として、形状テストやデータ保存の精度などがあります。
Solve/RunタブのSolution Settingsグループで、 Solver Settingsアイコンをクリックします。
形状のテスト
- Activate normal geometry checking
-
このオプションでは、通常のユーザーエラーに対してモデル内の形状要素を解析できます。このタイプのエラーは、形状が結合されなかった結果として一般的です。
次のチェックが実行されます:- 結合するサーフェス同士が共通のエッジに沿って同一のセグメントを持っていることを検証する。
- 結合ポイントが一致していることを検証する。
- Activate mesh element size checking
- このオプションでは、周波数との関連でメッシュサイズの検証をアクティブ化します。
- Export to the Feko *.out file
- このオプションでは、セグメントおよびサーフェス要素の形状データを.outファイルに書き込めるようになります。
データ保存の精度
- Single precision
- このオプションでは、メモリクリティカルな特定のアレイを強制的に単精度で保存します。Single precisionが推奨されるオプションです。
- Double precision
- このオプションでは、メモリクリティカルな特定のアレイを強制的に倍精度で保存します。ソルバーによって倍精度の使用を提案するエラーまたは警告メッセージが表示された場合は、倍精度を使用します。これはたとえば、精度を上げることが必要とされる非常に低い周波数などで発生します。
熱解析
- Export files for thermal analysis (*.epl, *.nas, *.map)
- このオプションでは、熱解析用のファイルをエクスポートすることができます。EMの損失は、要素の電力損失(.epl)ファイルにエクスポートされ、形状情報はNASTRAN(.nas)ファイルとラベルマッピング(.map)ファイルにエクスポートされます。