回折均一理論(UTD)

回折均一理論UTD)は、漸近高周波数値法です。この手法は通常、電気的に極度に大きいPEC構造に対して使用します。

ソルバーUTDの2つの解法があります。
  • ファセット回折均一理論 (ファセット UTD)
    この手法は、曲面を持つ電気的に大きいプラットフォーム(航空機など)でのアンテナの配置に適しています。モーメント法MoM)とのハイブリッド化はサポートしていません。これは、面の曲率を含め、構造の近似に平面のメッシュ三角形を使用する周波数非依存ソルバーです。この手法では、複数の反射、エッジおよびウェッジでの回折、およびクリーピング波が考慮されます。
  • ポリゴンまたは円筒による回折均一理論(UTD
    この手法は、平面(ポリゴン)上の電気的に大きいプラットフォームでのアンテナの配置に適しています。これは、構造の近似にポリゴンを使用する周波数に依存しないソルバーですが、面の曲率は考慮されません。この手法は、単一の標準円筒の解析にも使用できます。