遠方界

遠方界要求に使用可能な量とプロパティを表示します。

HomeタブのAdd resultsグループで、 Far Fieldアイコンをクリックします。

Table 1. 遠方界要求に関するプロパティ。
プロパティ
電界 Total
利得 Theta
実現利得 Phi
指向性 Ludwig III (Co)
レーダー断面(RCS) Ludwig III (Cross)
LHC
RHC
軸比 Minor/Major
Major/Minor
掌性  

遠方界に使用可能なオプションは次のとおりです:

Total
偏波に依存しない合計値。
Theta
垂直(または θ )成分。
Phi
水平(または ϕ )成分。
Ludwig III (Co)
従来の測定設定に合わせてルートヴィッヒ(Ludwig)が定義した基準偏波。Z directedであるアンテナを想定し、その基準となる偏波方向が ϕ= 90 断面の方向になるものとしています。
(1) L I I I C o ( θ , ϕ ) = E ( θ , ϕ ) [ sin ( ϕ ) i ^ θ + cos ( ϕ ) i ^ ϕ ]
Ludwig III (Cross)

従来の測定設定に合わせてルートヴィッヒが定義した交差偏波。Z directedであるアンテナを想定し、その基準となる偏波方向が ϕ= 0 の方向になるものとしています。

(2) L I I I C r o s s ( θ , ϕ ) = E ( θ , ϕ ) [ cos ( ϕ ) i ^ θ sin ( ϕ ) i ^ ϕ ]

ルートヴィッヒ座標系の規則は次のパラメータで定義します:
θ および ϕ
Fekoで定義した球面座標系における回転角。
i θ
方向性単位ベクトル( θ 方向)。


Figure 1. 3D空間における基準偏波と交差偏波。
LHC
左円偏波成分。伝搬方向の固定位置から見たときに、偏波ベクトルが時計方向に回転しています。
RHC
右円偏波成分。伝搬方向の固定位置から見たときに、偏波ベクトルが時計方向に回転しています。
Z (+45°)
伝搬方向から見たときに、 θ 方向の単位ベクトルが下方を指し、 ϕ= 90 方向の単位ベクトルが左を指します。したがって、Z偏波ベクトルは
(3) i ^ Z = ( i ^ θ + i ^ ϕ ) 2
となります。このベクトルは、水平から反時計方向に45度回転した軸の方向を指し、Zの対角線の方向と一致します。
S (-45°)
S偏波単位ベクトルは
(4) i ^ S = ( i ^ θ + i ^ ϕ ) 2
となります。このベクトルは、水平から時計方向に45°回転した方向を指し、ほぼSの対角線方向と一致します。
Minor/Major
軸仕様Minor/Majorを使用して軸比の大きさを表示します。
Major/Minor
軸仕様Major/Minorを使用して軸比の大きさを表示します。
Handedness
左回転場、直線場、右回転場に応じて異なる色を使用して、球上での軸比の符号情報を表示します。