Altair SimSolid 2022 リリースノート
主な特長
今回のリリースの主な特長は以下の通りです。
- Volvoメソッドを使用したシーム溶接疲労解析
- 周波数複数荷重ケース
- スポットへの力 / モーメント / 変位のインポート
- ローカル言語サポート
- PUNCHファイルへの動的結果の保存
- CADパートインスタンス
新機能
- シーム溶接の疲労解析
- 応力-寿命法において、シーム溶接の疲労解析に対応しました。連続解析と時刻歴解析の両方に対応しています。
- 周波数複数荷重ケース
- 周波数複数荷重ケースを使用して、共通の関連したモード解析で複数の周波数応答解析を実行します。この機能により、周波数応答荷重ケースのプリ・ポスト処理を自動化することができます。すべての周波数応答解析の結果を1つのファイルにエクスポートして、結果のポスト処理を容易にすることができます。
- PUNCHファイルへの動的結果の保存
- 周波数応答解析のためのPUNCHファイルへのエクスポートに対応しました。変位、速度、加速度の成分や大きさをPUNCHファイルに書き出すことができるようになりました。周波数応答と周波数の複数荷重ケースに対応しています。
- ローカル言語サポート
- 中国語、日本語をサポートします。各言語のユーザーインターフェースとヘルプドキュメントへのアクセスが可能です。言語を切り替えるには、メニューバーで を選択します。
- ローカルのスポットへの荷重インポート
- CSVファイルからの力、モーメント、変位のインポートに対応し、ユーザー定義スポットが可能になりました。これは、構造用の荷重ケースに対応しています。
- CADパートインスタンス
- SimSolidは、CADファイルからパートインスタンスを認識し、プロジェクト内でその状態を保持できるようになりました。すべてのパートインスタンスには、同じジオメトリ表現、ジオメトリ適合、および応答メッシュが関連付けられています。これにより、解決に要する時間やプロジェクトファイルのサイズを大幅に削減することができます。パートインスタンスをレビューするには、アセンブリワークベンチからReview parts機能を選択します。
機能強化
- 疲労
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- スポット溶接疲労が修正Rupp法に対応しました。この方法では、直径と厚みの指数を含む追加項がサポートされています。
- 荷重ケース - チャンネルマップファイルが、複数荷重ケースに加えて、構造荷重ケースに対応しました。
- 荷重ケース - チャンネルマップデータのCSVファイルへの書き出しに対応しました。
- 荷重ケース - チャンネルマップファイルに、チャンネルのスケールとオフセットを含めることができるようになりました。
- 荷重ケース - チャンネルマップファイルのチャンネルスケールは負の値をサポートします。
- イベント / シーケンス設定に新しい行を追加すると、利用可能な荷重ケース / チャンネルのリストから、次の荷重ケースとチャンネルが自動的にリストアップされます。
- SN疲労材料曲線は、応力定義のための振幅と範囲の両方をサポートするようになりました。
- 動解析
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- Pick infoのPick loadは、過渡解析、周波数解析、周波数複数荷重ケース、ランダム応答を含むすべての動解析に対応しています。このオプションでは、荷重をかける位置と荷重方向に沿った結果の評価とエクスポートが可能です。
- 周波数応答において、絶対加速度、速度、変位、位相出力などの新しい結果タイプをサポートしました。
- 複数荷重ケース
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- 構造用の複数荷重ケースは、慣性リリースに加え、完全拘束、スライダー、ヒンジ、バネ支持などのすべての拘束をサポートするようになりました。
- また、バッチモードによる複数荷重ケースにも対応しており、解析の作成、CSVによる荷重やリモート荷重のインポート、慣性リリーフを用いた解析の実行など、すべてJavaScript関数で行うことが可能です。データム点での結果をCSVファイルとして出力することができます。
- ポスト処理
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- シーム溶接のポスト処理機能が追加されました。単位長さあたりのシーム溶接の力 / モーメント成分や大きさを照会してプロットできるようになりました。
- ブックマークブラウザからアニメーションGIFを書き出すことができます。
- データム点は、近接度に基づいてポイントをマッピングするために、最も近いパートの数を含む新しいカラムをサポートするようになりました。
- Pick情報は、すべての情報をCSV/PCHファイルまたはユーザー選択に基づいて保存できるようになりました。
- パフォーマンス
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- 新しい並列化スキームを実装し、数百万自由度を持つ大規模アセンブリの解を最大5倍まで高速化することができました。
- Generalタイプのパートの部品自己交差チェックが最大30倍に向上されました。
- CADインポートフォーマットの更新
- 対応CADフォーマット一覧を更新しました。
ファイルフォーマット サポートされているバージョン JT (.jt) 7.0~11.0 - その他の機能強化
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- Batchmodeは、既存のSSPファイルを開き、ソリューションを初期化し、JavaScript関数ですべての解析を実行することをサポートします。
- 構造解析と複数荷重ケース解析の両方でインポートしたリモート荷重が、ユーザー指定のフェイスへのマッピングをサポートするようになりました。
- パートやアセンブリの質量慣性モーメントを出力します。
- 材料データベースが、材料名からの検索に対応しました。
- 材料データベースが、MPaやTonnes/mm3などの新しい単位に対応しました。
- ボルト、ナット、ワッシャーの接続を含むファスナー接続を新しいフォルダーでグループ化しました。
- 解析設定下のグループは、類似したパートの新たな設計スタディに引き継がれるようになりました。
- Applyオプションがすべての仮想コネクターでサポートされるようになりました。
- 溶接部を個別に非表示にするオプションが追加されました。
- STLファイルが新しい区切り文字に対応しました。
- 非線形接触解が最大反復回数に達した場合、警告メッセージが表示されます。
- STLファイルにおいて、" "や"\t"を含む新しい区切り文字に対応しました。
既知の問題
- 仮想コネクター下での線形ガイドジョイントの問題。
- 動的解析下での標準関数を用いた周期関数定義の問題。
- Parasolidファイルのパート名がインポートされないことがある。
- 構造解析時の体積膨張 / 収縮が直交異方性材料は対応していないがUIでの定義が可能である問題。
解決された問題
- 軸方向荷重を受けるボルトの力に関する問題。
- エッジからサーフェスへの接続でハイライトされたエッジに関連したリフレッシュ問題。
- 周波数応答解析におけるベース加振を用いた絶対加速度計算に関する問題。
- 標準結合の作成に関する問題。
- NX 1953ファイルのインポートに関する問題。
- ひずみエネルギーの結果に関する問題。
- ボックス選択を使用した仮想コネクターダイアログへのフェイスの追加に関する問題。
- 異なる解析に切り替えた場合のPick情報の応答保持に関する問題。
- 粘着における反力に関する問題。
- 反力ダイアログにおける仮想コネクタの正しい名称の表示に関する問題。
- 仮想コネクターの削除に関する問題。
- ブックマークやアニメーションの取得に関する問題。
- スポット溶接およびリベットに関する問題。
- 応答メッシュの作成に関する問題。
- ソリッドから接着を作成する際の問題点。
- コンターの最小値 / 最大値のリセットに関する問題。
- ソリッドから溶接部を作る問題。
- プロダクトに関連するいくつかのクラッシュ問題。
- 反力ダイアログに自己接触が入力される問題。
- カスタム座標系でコピーされたばねサポートに関する問題。
- 仮想コネクターのズームインオプションに関する問題。
- 非線形反復の切り替え時に凡例単位保持に関する問題。
- 結果プロットを正しい単位で.txtファイルに保存する際の問題点。
- 単位変更時に、UTSから推定される疲労材料特性の単位変換問題。
- CSVファイルから材料を追加する際のエラーメッセージに関する問題。
- データベースへの材料追加時に名前の矛盾が原因で起こる問題。
- 非線形解析用のインポートされた非追従荷重のサポートに関する問題。
- ランダム解析におけるVon Misesコンタープロットに関する問題点。
- ランダム応答解析の応力コンターに関する問題点。
- 非線形解析のための節点応答表示に関する問題点。
- インポートされたリモート荷重を‘Pick load’の下で割り当てる際の問題。
- UNVファイルへの固有ベクトル出力に関する問題。
- 極端に薄いパートを使用したモデルの実行に関する問題。
- 解析時の数値の不安定性の問題。
- スムースカラーの凡例に関する問題。
- ひずみ成分の凡例がコンターと一致しない問題。
- アニメーションのエクスポートに関する不具合。
- 押し出しパートから溶接部を作る問題。
- インポートされた力から生じる非追従荷重の反力のクエリに関する問題。