ACU-T:3201 太陽放射と熱シェルのチュートリアル

前提条件

このチュートリアルでは、AcuSolveHyperMeshを使用して、太陽放射と熱シェルに関するCFDシミュレーションを設定する方法を紹介します。このチュートリアルを開始する前に、HyperWorks 入門チュートリアルである ACU-T:1000 HyperWorksユーザーインターフェースをすでに完了しHyperMeshAcuSolve、およびHyperViewの基本を理解しているものとします。このシミュレーションを実行するには、ライセンス供与済みバージョンのHyperMeshおよびAcuSolveにアクセスできる必要があります。

このチュートリアルを実行する前に、ここをクリックしてチュートリアルモデルをダウンロードしてください。 ACU-T3201_SolarRadiation.hm およびSolarLoad.dat をHyperMesh_tutorial_inputs.zipから抽出します。

HyperMeshデータベース(.hmファイル)には、メッシュ済みのジオメトリが含まれているため、このチュートリアルには、ジオメトリのインポートとメッシュ生成に関する手順は含まれません。

問題の説明

ここで扱う問題を、Figure 1に図示しています。このモデルは、中央に長椅子と椅子が配置されたアトリウムで構成されています。空気は吸気口からアトリウムに流入し、排気口から出て行きます。アトリウムの前面部は、アルミニウム製フレームで支えられたガラス壁で構成されています。このアルミニウム製フレームは熱シェルとしてモデル化されるため、このチュートリアルでは、HyperMeshで過渡太陽放射シミュレーションと熱シェルを設定するプロセスを紹介します。


Figure 1.

太陽放射のパラメータ

AcuSolveは、理想的なグレーサーフェスの太陽放射モデルを使用して太陽熱流束を計算します。これらの流束は、光線追跡アルゴリズムと5つのサーフェス光学特性、正透過( τ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiXdq3aaS baaSqaaiaadohaaeqaaaaa@38DF@ )、拡散透過( τ d MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiXdq3aaS baaSqaaiaadsgaaeqaaaaa@38D0@ )、鏡面反射( ρ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqyWdi3aaS baaSqaaiaadohaaeqaaaaa@38DA@ )、拡散反射( ρ d MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqyWdi3aaS baaSqaaiaadsgaaeqaaaaa@38CB@ )および吸収( α MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqySdegaaa@3795@ )を使用して計算されます。


Figure 2.
正透過は、光子が方向を変えずにサーフェスを真っ直ぐ通過する場合に生じます。拡散透過では、光子は、サーフェスを貫通しますが、その放出エネルギーは、半球上で均等な立体角分布で分散され、投射先のサーフェス領域によって重み付けされます。鏡面反射では、反射角と入射角が一致します。拡散反射は、放出エネルギーが分散される半球が入射光子と同じ側のサーフェスにあることを除いて、拡散透過と同じです。最後に、光子はサーフェスによって吸収される場合があります。この5つの相互作用は、以下の制約を受ける5つのサーフェス特性に関連付けられます。(1) τ s ( θ ) + τ d ( θ ) + ρ s ( θ ) + ρ d ( θ ) + α ( θ ) = 1 MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiXdq3aaS baaSqaaiaadohaaeqaaOGaaiikaiabeI7aXjaacMcacqGHRaWkcqaH epaDdaWgaaWcbaGaamizaaqabaGccaGGOaGaeqiUdeNaaiykaiabgU caRiabeg8aYnaaBaaaleaacaWGZbaabeaakiaacIcacqaH4oqCcaGG PaGaey4kaSIaeqyWdi3aaSbaaSqaaiaadsgaaeqaaOGaaiikaiabeI 7aXjaacMcacqGHRaWkcqaHXoqycaGGOaGaeqiUdeNaaiykaiabg2da 9iaaigdaaaa@57CD@
ここで、
τ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiXdq3aaS baaSqaaiaadohaaeqaaaaa@38DF@
正透過率
τ d MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiXdq3aaS baaSqaaiaadsgaaeqaaaaa@38D0@
拡散透過率
ρ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqyWdi3aaS baaSqaaiaadohaaeqaaaaa@38DA@
鏡面反射率
ρ d MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqyWdi3aaS baaSqaaiaadsgaaeqaaaaa@38CB@
拡散反射率
α MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqySdegaaa@3795@
吸収率
θ MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiUdehaaa@37AC@
入射角

太陽放射熱流束を計算するには、太陽放射サーフェスをその指定サーフェス上で定義する必要があります。

このチュートリアルでは、太陽流束荷重は、AcuSolveで使用可能なacuSfluxスクリプトを使用して生成されたデータファイルという形式で提供されます。このスクリプトを使用して、4列からなる配列の太陽流束ベクトルデータ値が含まれたデータファイルを生成できます。このチュートリアルでは、区分線形タイプを使用して、アトリウムでの日の出から日の入りまでのパターンをエミュレートします。

たとえば、地理的座標がわかっている場所の太陽荷重データファイルを生成するには、AcuSolveのコマンドプロンプトで次のコマンドを入力します: acuSflux -time "dec-3-2019 11:00:00" -tinc 1800 -nts 25 -lat 42.6064 -lon -83.1498 -ndir "1,0,0" -udir "0,0,1"

それぞれの意味は次のとおりです。
time
GMTの開始時刻(例:“dec-3-2019 21:00:00”)
tinc
秒単位の時間増分
nts
離散時間ステップの数
lat
場所の緯度座標(度単位、北緯)(例:45.112または-37.56(37.56 Sと等しい))
lon
場所の経度座標(度単位、東経)(例:86.26または-54.84(54.84 Wと等しい))
ndir
モデル座標内の北方向単位ベクトル(二重引用符で囲む)(例:“0.1,0”)
udir
モデル座標内の上方向単位ベクトル(二重引用符で囲む)(例:“0.1,0”)

熱シェルのモデル化

AcuSolve内の熱シェルは、サーフェス要素から物理的板厚がゼロの体積シェル要素を作成する機能です。この機能は、コンポーネントの板厚が薄すぎるために、ソリッド媒体としてモデル化できない場合に役立ちます。熱シェルは、板厚と材料モデルがそれぞれ異なる複数の層を持つことができます。熱シェルの概略図を以下に示します。


Figure 3.

サーフェス上に熱シェルを定義する際は、2セットの境界条件が必要です。1セットはPrimary Wallサーフェス(Shell Inner)用であり、もう1セットはShell Outer Wallサーフェス用です。このチュートリアルでは、外側シェルサーフェス上に太陽放射サーフェスを定義することで、このサーフェスが太陽熱流束を受け取るようにする一方で、内側シェルサーフェスはデフォルトの壁としてモデル化されます。

HyperMeshモデルデータベースを開く

  1. HyperMesh Desktopを起動し、AcuSolveのユーザープロファイルを読み込みます。
    User ProfilesからAcuSolveを選択する方法については、HyperMeshの入門チュートリアルACU-T:1000 HyperWorksユーザーインターフェースをご参照ください。
  2. 標準ツールバーのOpen Modelアイコン をクリックします。
    Open Modelダイアログが開きます。
  3. モデルファイルの保存先ディレクトリを参照します。HyperMeshファイルACU-T3201_SolarRadiation.hmを選択してOpenをクリックします。
  4. File > Save Asをクリックします。
    Save Model Asダイアログが開きます。
  5. 名前をAtrium_Solarとして新しいディレクトリを作成し、このディレクトリへ移動します。
    このディレクトリが作業ディレクトリになり、シミュレーションに関連するすべてのファイルがこの場所に保存されます。
  6. データベースのファイル名としてAtrium_Solarと入力するか、都合のいい名前を選択して入力します。
  7. 保存をクリックしてデータベースを作成します。

シミュレーションパラメータの設定

一般的なシミュレーションパラメータの設定

  1. Solverブラウザ01.Globalを展開してPROBLEM_DESCRIPTIONをクリックします。
  2. エンティティエディターで、Analysis typeをTransientに変更します。
  3. Temperature equationをAdvective Diffusiveに設定します。
  4. Turbulence model をLaminarに設定します(まだ設定されていない場合)。


    Figure 4.

ソルバー設定

  1. Solverブラウザ01.Globalの下の02.SOLVER_SETTINGSをクリックします。
  2. エンティティエディターで、Max time stepsを0に設定します。
  3. Final timeを30 secに設定します。
  4. Initial time incrementを1secに設定します。
  5. Max stagger iterationsを3に設定します。
  6. Relaxation factorを0に変更します。
  7. FlowおよびTemperature fieldがOnになっていることを確認します。


    Figure 5.

太陽放射パラメータの設定

  1. Solverブラウザ01.Globalの下の05.SOLAR_RADIATION_PARAMETERSをクリックします。
  2. エンティティエディターで、Curve fit optionsをDat file.に変更します。
  3. Dat file欄の横のファイルを開くためのアイコンをクリックして、SolarLoad.datを保存した場所に移動し、このファイルを開きます。
  4. 残りのオプションはデフォルトのままにします。


    Figure 6.
  5. モデルを保存します。

材料特性と境界条件の割り当て

太陽放射モデルの作成

  1. Solverブラウザ08.Solar_Radiation_Modelを右クリックしてCreateを選択します。
  2. エンティティエディターで、nameにGlassを入力します
  3. Specular Transmissivityを0.8に設定します。
  4. Diffusive Transmissivityを0.08に設定します。
  5. Specular reflectivityを0.01に設定します。
  6. Diffusive reflectivityを0.01に設定します。


    Figure 7.

材料特性と境界条件の割り当て

デフォルトでは、すべてのコンポーネントは壁境界条件に割り当てられます。この手順では、それを適切な境界条件に変更し、流体ボリュームに材料特性を割り当てます。
  1. Solverブラウザで、12.Surfaces > WALLを展開します。
  2. Fluidをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeをFLUIDに変更します。
    2. MaterialをAir_HMに設定します。


    Figure 8.
  3. Wallsをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeがWALLに設定されているのを確認し、Temperature BC typeがFluxに設定します。
    2. Convective heat flux coefficient を20.0J/m2-sec-Kに設定します。
    3. flux reference temperatureを283.15Kに設定します。


      Figure 9.
    4. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをOutwardに設定します。Solar radiation modelをSolar Radiation Black Bodyに設定します。


      Figure 10.
    5. Surface Outputタブで、Activate Surface OutputをOnに設定し、Nodal time step frequencyを1に設定します。


      Figure 11.
  4. Inletをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeをINFLOWに変更します。
    2. Inflow velocity typeをCartesianに設定します。
    3. X、Y、およびZ velocityをそれぞれ022.78-39.45m/secに設定します。
    4. 流入流体のTemperatureを295.35Kに設定します。


      Figure 12.
    5. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをOutwardに設定します。Solar radiation modelをSolar Radiation Black Bodyに設定します。


      Figure 13.
  5. Outletをクリックします。エンティティエディターで、TypeをOUTFLOWに変更します。


    Figure 14.
  6. Glassをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeがWALLに設定されているのを確認し、Temperature BC typeがFluxに設定します。
    2. Convective heat flux coefficient を20.0J/m2-sec-Kに設定します。
    3. flux reference temperatureを283.15Kに設定します。


      Figure 15.
    4. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをBothに設定します。Solar radiation modelをGlassに設定します。


      Figure 16.
    5. Surface Outputタブで、Activate Surface OutputをOnに設定し、Nodal time step frequencyを1に設定します。


      Figure 17.
  7. Floorをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeがWALLに設定されているのを確認し、Temperature BC typeがFluxに設定します。
    2. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをInwardに設定します。Solar radiation modelをSolar Radiation Black Bodyに設定します。
    3. Surface Outputタブで、Activate Surface OutputをOnに設定し、Nodal time step frequencyを1に設定します。


    Figure 18.
  8. Glass_wallsをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeをTHERMAL_SHELLに変更します。
    2. Number of shell layersを1に設定します。
    3. Shell thicknessを0.025mに設定します。
    4. Shell MaterialをAluminum_HMに設定します。
    5. Primary Wallの境界条件については、デフォルト値のままにします。


      Figure 19.
    6. Select Wall Boundary Conditionの値をPrimary WallからShell Outer Wallに変更します。
    7. Convective heat flux coefficientを20 J/m2-sec-Kに設定し、Convective heat flux reference temperatureを283.15Kに設定します。
    8. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをOutwardに設定します。Solar radiation modelをSolar Radiation Black Bodyに設定します。
    9. Surface Outputタブを展開し、Activate Surface OutputをOnに設定し、Nodal time step frequencyを1に設定します。


    Figure 20.
  9. Chairをクリックします。エンティティエディターで以下を設定します。
    1. TypeがWALLに設定されていることを確認します。
    2. Solar Radiation SurfaceタブでDisplay欄を有効にします。.Activate solar radiation surfaceオプションをOnに設定します。TypeをDefaultに設定します。Solar radiation modelをSolar Radiation Black Bodyに設定します。
    3. Surface Outputタブで、Activate Surface OutputをOnに設定し、Nodal time step frequencyを1に設定します。


    Figure 21.
  10. モデルを保存します。

節点初期状態の定義

  1. Solverブラウザ01.Globalの下の03.NODAL_INITIAL_CONDITIONをクリックします。
  2. エンティティエディターで、Temperatureのデフォルト値を288.15Kに設定します。

節点出力頻度の設定

  1. Solverブラウザ17.Outputを展開してNODAL_OUTPUTをクリックします。
  2. エンティティエディターで、Time step frequencyを1に設定します。
  3. Output initial conditionチェックボックスを選択します。
  4. モデルを保存します。

解析計算

  1. すべてのメッシュコンポーネントの表示をオンにします。
    解析を実行するには、アクティブなすべてのコンポーネントのメッシュを可視化した状態にする必要があります。
  2. ACUツールバーの をクリックします。
    Solver job Launcherダイアログが開きます。
  3. Optional: 解析時間を短縮するには、使用可能なプロセッサの数に応じて、使用するプロセッサの数に大きい値(4または8)を設定します。
  4. 他のオプションはデフォルト設定のままにし、Launchをクリックして解析プロセスを開始します。

HyperViewを使用した結果のポスト処理

この手順では、実行時間を通した太陽熱流束と温度のアニメーションを作成します。ソルバーの実行が完了したらAcuProbeウィンドウとAcuTailウィンドウを閉じます。HyperMesh Desktopウィンドウで、AcuSolve Controlタブを閉じ、モデルを保存します。

HyperViewインターフェースへの切り替えとAcuSolveモデルと結果の読み込み

  1. HyperMesh Desktopウィンドウで、グラフィックスウィンドウの左下隅のClientSelectorドロップダウンをクリックします。


    Figure 22.
  2. リストからHyperViewを選択します。
  3. 表示されたポップアップダイアログで、Yesをクリックします。
    インターフェースがHyperViewに変更されます。

    HyperViewを読み込むと、デフォルトでLoad model and resultsパネルが開きます。このパネルが表示されない場合は、File > Open > Modelの順にクリックします。

  4. Load model and resultsパネルで、Load modelの隣にある をクリックします。
  5. Load Model Fileダイアログで、作業ディレクトリに移動して、ポスト処理する解析実行のAcuSolve .Logファイルを選択します。この例で選択するファイルは、Atrium_Solar.1.Logです。
  6. Openをクリックします。
  7. パネル領域Reader Optionsをクリックします。
  8. Reader Optionsダイアログで、ReaderをAcuSolve Result Readerに、Extended nodal output optionをYesに設定し、OKをクリックします。


    Figure 23.
  9. パネル領域Applyをクリックしてモデルと結果を読み込みます。
    読み込むと、モデルが形状で色分けされます。

温度コンターのアニメーションの作成

この手順では、まず、華氏の単位で温度値をプロットするための式を作成します。その後、床と薄いソリッド壁サーフェス上の温度のアニメーションを作成します。

  1. メニューバーからResults > Create > Derived Resultsを選択します。
  2. Expression Builderダイアログで、式のラベル(名前)としてTemperature_fahrenheit と入力します。
  3. Expressionテキストボックスで、次の式を入力します:1.8*(
  4. TableオプションをTemperatureに、Resourceをmodelに設定します。Insertをクリックして、式に温度変数を追加します。
  5. 下の図に示すように式の残りの部分を入力して、式を完成させます。
    ここで‘R1.S10’という項は、ケルビン単位の温度(スカラー)変数に対応します。Tableオプションの下の必要な変数を選択してInsertをクリックすることにより、式に変数を挿入できます。スカラー変数の実際のIDは、シミュレーションとは異なる可能性があります。


    Figure 24.
  6. 変更を適用してダイアログを閉じるには、OKをクリックします。
  7. ResultsブラウザでのComponentsリストを拡張表示します。FloorGlass_walls Shell OuterChairサーフェス以外のすべてのコンポーネントの表示をオフにします。


    Figure 25.
  8. グラフィックスウィンドウで、ガラスの壁と椅子がよく見えるようにモデルを回転します。
  9. ResultsツールバーでをクリックしてContourパネルを開きます。
  10. パネル領域で、Result typeをTemperature_fahrenheit (s)に変更します。
  11. Componentsエンティティセレクターをクリックします。Extended Entity Selectionダイアログで、Displayedを選択します。
  12. Applyをクリックします。
  13. パネル領域のDisplayタブで、Discrete colorオプションをオフにします。


    Figure 26.
  14. Legendタブに移動し、つづいてEdit Legendをクリックします。
  15. Edit Legendダイアログで、TypeをDynamic scaleに、Numeric formatをFixedに変更し、OKをクリックします。
  16. Animationツールバーの をクリックし、温度アニメーションを再生します。
  17. Animation Controlsアイコンをクリックします。パネル領域で、スライダーをドラッグしてMax Frame Rateを5フレーム / 秒に設定します。


    Figure 27.


    Figure 28.

太陽熱流束のアニメーションの作成

  1. ResultsツールバーでをクリックしてContourパネルを開きます。
  2. パネル領域で、Result typeをSolar_heat_flux (s)に変更します。
  3. Applyをクリックします。


    Figure 29.
  4. ImageCaptureツールバーから、Capture Graphics Area Videoアイコンをクリックします。
  5. Save Graphics Area Video Asダイアログで、アニメーションを保存するディレクトリに移動し、アニメーションに名前を付けて(例: solar heat flux animation)、Saveをクリックします。

要約

このチュートリアルでは、太陽放射と熱シェルに関するCFD解析を設定して解析する方法を知ることができました。まずHyperMeshモデルデータベースをインポートし、シミュレーションパラメータと境界条件を設定しました。解を計算した後に、HyperViewを使用して結果をポスト処理しました。また、HyperViewで式を作成し、得られた結果を使用してプロットを作成する方法も知ることができました。