モデルの作成
CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。
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次の変数を定義します:
- freq = 30e6(動作周波数。)
- lambda = c0/freq (自由空間での波長)
- rBig = 1(回転半径)
- rSmall = 0.1(パイプの半径)
- wireRad = 5e-3(ワイヤセグメントの半径)
- rSmallを半径とする楕円弧を作成します。ワークプレーンの原点を(-rBig ,0,0)に変更します。Uベクトルを(0, 0, 1)、Vベクトルを(1, 0, 0)にそれぞれ設定します。
- Z 軸を中心として、この楕円弧を185°回転します。
- Z 軸を中心として、この楕円を350°回転します。
- トーラス形状(ドーナツ型)部分の中心を通るように楕円弧を描画します。 (radius = rBig, start angle = 0°, end angle = 360°)
- 0°≤θ≤90°およびϕ=0°の範囲にある複数の入射角で繰り返して入射する平面波を追加します。 Polarisation (angle) を90°に設定します。入射角θを10°単位で段階的に大きくします。
- 周波数をfreqに設定します。
電界はY=0平面に対して垂直です。
- Y=0の平面を対称面とした対称性をElectric symmetryとして指定します。
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モデルで高次基底関数(HOBF)をアクティブにします。
Tip: Solver settingsダイアログを開いてGeneralタブをクリックします。Solve MoM with higher order basis functions (HOBF)チェックボックスを選択します。Element orderリストから、 Auto (default)を選択します。