モデルの作成
CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。
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次の変数を定義します:
- freq = 100e6(動作周波数。)
- d = 0.004(プレートの厚み)
- a = 2(プレートの幅)
- b = 1(プレートの奥行き)
- epsr = 7(相対誘電率)
- tand = 0.03(誘電損失)
- thetai = 20(入射の天頂角)
- phii = 50(入射の方位角)
- etai = 60(入射波の偏波角)
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薄肉誘電体シートを作成します。
- 相対誘電率をepsr、誘電損失をtandにそれぞれ設定した誘電体を作成します。そのラベルをsubstrateに変更します。
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単層の誘電体を作成します。
- Label: thin_dielsheet
- Thickness: d
- Dielectric material: substrate
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XY planeの原点を中心とした長方形プレートを作成します。
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長方形を作成します。
- Definition method: Base centre, width, depth
- Base centre:(0, 0, 0)
- Width: a
- Depth: b
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長方形を作成します。
- この長方形プレートのフェイスの媒質をthin_dielsheetに設定します。
- θ=thetaiおよびϕ = phiiの方向から入射する単一の平面波給電源を追加します。偏波角をetaiに設定します。
- 周波数をfreqに設定します。
このモデルの形状は3本の主軸を対称軸として対称ですが、給電源は非対称です。
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2つの主平面を対称面とした対称性を指定します:
- X=0: Geometric symmetry
- Y=0: Geometric symmetry
Tip: 大規模なモデルや複雑なモデルに対称性がある場合は、その対称性を利用することで計算の負荷を軽減できます。