モデルの作成
CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。
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次の変数を定義します:
- lambda = 20(自由空間での波長)
- freq = c0/lambda (動作周波数。)
- radius = 1(球体の半径)
- epsilon = 36(相対誘電率)
- ラベルをdielとした新しい誘電体を作成して、相対誘電率をepsilonに設定します。
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球を作成します。
- Definition method: Centre, radius
- Centre:(0, 0, 0)
- Radius: Radius
- 球体の領域をdielに設定します。
- θ=180°およびϕ=0°として単一の入射平面波を追加します。
- 周波数をfreq(≈15MHz)に設定します。
この形状は3つの主平面を対称面として対称ですが、給電源は非対称です。選択した入射角では、入射平面波の電界が正確にX directedになります。
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3つの主平面を対称面とした対称性を指定します:
- X=0: Electric symmetry
- Y=0: Magnetic symmetry
- Z=0: Geometric symmetry
Tip: 大規模なモデルや複雑なモデルに対称性がある場合は、その対称性を利用することで計算の負荷を軽減できます。