モデルの作成

CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。

  1. 次の変数を定義します:
    • lambda = 20(自由空間での波長
    • freq = c0/lambda (動作周波数。)
    • radius = 1(球体の半径)
    • epsilon = 36(相対誘電率)
  2. ラベルをdielとした新しい誘電体を作成して、相対誘電率をepsilonに設定します。
  3. 球を作成します。
    • Definition methodCentre, radius
    • Centre:(0, 0, 0)
    • RadiusRadius
  4. 球体の領域をdielに設定します。
  5. θ=180°およびϕ=0°として単一の入射平面波を追加します。
  6. 周波数をfreq15MHz)に設定します。

この形状は3つの主平面を対称面として対称ですが、給電源は非対称です。選択した入射角では、入射平面波の電界が正確にX directedになります。

  1. 3つの主平面を対称面とした対称性を指定します:
    1. X=0Electric symmetry
    2. Y=0Magnetic symmetry
    3. Z=0Geometric symmetry
    Tip: 大規模なモデルや複雑なモデルに対称性がある場合は、その対称性を利用することで計算の負荷を軽減できます。