入出力オプションおよびサブケース情報エントリのガイドライン

入出力オプションおよびサブケース情報セクションのすべてのエントリには以下のガイドラインが適用されます。

  • すべての入力カードの1行の文字数は最大80文字に制限されます。80文字を超える文字はスキップされます。各行の文字数制限は、SYSSETTING,CARDLENGTHを使用して変更できます。
  • “Tab”スペースは使用できません。存在すると、OptiStructでエラーが発生します。
  • ファイル名を指定する必要のあるカード(OUTFILERESTARTINCLUDELOADLIBTMPDIREIGVNAMEASSIGN)では、1行に最大200文字を含めることができます。また、引用符("または')で囲むと、複数行に継続してファイル名を記述できます。各行の先頭および末尾に空白がある場合は、継続行を結合する際に削除されます。引用符で囲む場合でも、ファイル名の先頭または末尾に空白を使用することはできません。
  • ファイル名は絶対パスまたは相対パスで指定できます。パス名の構成部分を区切るには、スラッシュ(/)またはバックスラッシュ(\)を使用します。絶対パスを使用するとファイルを別の場所に移動できなくなり、PBSや同様のバッチ環境で予期しないエラーが発生する可能性があるため、絶対パスは使用しないことを推奨します。
  • ドライブ文字で始まるWindows方式のファイル名(例:D:/users/mbg/workarea)は、環境変数DOS_DRIVE_#が定義されている場合にのみUnix / Linuxで使用できます。ファイル名の先頭2文字(‘D:’)は、各環境変数の内容に置き換えられます。このようなファイル名は展開時に600文字以内に収まる必要があります。DOS_DRIVE_#オプションはコンフィギュレーションファイルで指定することもできます。UNCフォーマット(//サーバー/パス/ファイル名)は使用できません。
  • 各データ行には、フリーフォーマットで最大10個のフィールドを含めることができます。フリーフォーマットに複数のエントリがある場合は、次の中から任意の数の文字を使用して区切ります:
    • (空白)
    • ,(コンマ)
    • (
    • )
    • =

    このルールはファイル名およびタイトル(TITLE、SUBTITLE、およびLABEL)には適用されません。

  • P2GK2GGM2GG、およびB2GGの各エントリでは、10を超えるフィールドを1行に記述できます(上限数はCARDLENGTH)。
  • GROUNDCHECKWEIGHTCHECKEIGVRETRIEVE、およびXYPLOTでは、10を超えるフィールドを1行に記述できますが、継続して記述できるエントリはこれらだけです。
  • ドルマーク($)が付いた列はすべてコメントを示し、ドルマーク以降から行末までの文字はすべて無視されます。ファイル名またはタイトルでドルマークを使用できます。ただしその場合、タイトルまたはファイル名全体を引用符("または')で囲む必要があります。
  • 2重スラッシュ(//)またはシャープマーク(#)で始まる行はコメント行と見なされます。また、空白行もコメント行と見なされます。
  • 継続行かどうかは直前の行の最後にコンマがあるかどうかでわかります。コンマが付いていれば継続行です。
  • 数値エントリの先頭は、数字、‘+’、または‘-’のいずれかにする必要があります。
  • 整数エントリに小数点や指数部を含めることはできません。また、値は使用可能範囲であるINTEGER*4(通常は–2**31<x<2**31)に収める必要があります。
  • 実数値データ用に予約されているフィールドに整数データを記述できます。このデータは倍精度に変換されます。
  • タイトル文字列およびファイル名を除き、8文字を超える文字エントリは切り詰められます。その際、警告は表示されません。ユーザー指定ラベル、タイトル、およびファイル名を除き、すべての文字列で大文字と小文字が区別されます(大文字または小文字のどちらでも記述できます)。ファイル名の大文字と小文字は必ず区別されますが、Windowsではオペレーティングシステム自体に大文字と小文字の区別がないため例外です。
  • キーワードエントリは、先頭4文字による省略形を使用でき、正しく認識されます。先頭4文字の省略形が一意でない場合は、データ行にキーワード全体を入力する必要があります(ただし8文字を超えるキーワードの場合は先頭8文字のみが使用されます)。

次の3つの行は同じ意味になります。
DISPLACEMENT (form) = option
disp FORM option
displa ,, form , oPTIOn
次は複数の継続行のカードの例です。
XYPLOT, XYPEAK, VELO, PSDF / 3(T2),
6(T2), 8(T2), 10(T2),
20(T2)
次は複数行に分割されたパスの例です。
INCLUDE "path/
/split into multiple / lines
/filename.txt "
これは、下記と同じ意味になります。
INCLUDE "path//split into multiple / lines/filename.txt "
注: この名前には複数のスペースが使われており、名前の有効な部分ですが、特に末尾のスペースが原因で予期しない結果が発生する可能性があります。