ボルト / ナットの合力の表示

ボルトとナットの合力の表を表示します。

  1. ProjectツリーAnalysisワークベンチを開きます。
  2. ワークベンチツールバーで(Bolt/nut resultant forces)アイコンをクリックします。
    Bolt/nut forcesダイアログが開き、締め付けられたボルトとナットまたは締め付けられていないボルトとナットの合力の表が表示されます。
  3. 目的のタブをクリックしてBoltsまたはNutsを表示します。
  4. 列見出しを選択すると、その列のデータで表が並べ替えられます。
  5. 行を選択すると、その行の力のサマリーが表示されます。
    注: ボルト / ナットの軸合力が10%以上逸れると、以下が発生します:
    • Projectツリーで、Resultsブランチの横に警告アイコンが表示されます。Resultsを右クリックし、Warningsを選択して表示します。


      図 1.
    • Bolt/Nut forcesダイアログでは、偏差の大きいボルト/ナットが赤で表示され、目標からの偏差が一覧表示されます。


      図 2.

力の評価

どのボルト/ナットの力を評価するかを説明します。

Bolts

ボルトでは、場所#1のボルトヘッド基部での断面で以下の力を評価します:
  • 軸力
  • せん断力
  • 曲げモーメント
このボルトに対応するナットでは、場所#2で以下の力を評価します:
  • 軸力
  • ねじのせん断力
  • 曲げモーメント(ボルトのねじの中心を軸としたモーメント)


図 3.

ブラインドボルトでは、ボルト底部のねじの中心で力の別のグループを評価します。

ナット

ナットの締め付け(ねじ込むボルトが存在していない状態)では、以下の力をナットのねじ部で評価します:
  • ねじのせん断力
  • 曲げモーメント(ボルトのねじの中心を軸としたモーメント)

ねじのせん断力は、ナットの軸方向に作用している力の合計です。この力は、せん断によるねじの破断モードを定義し、ねじのサイズを決める際に使用できます。取り付け穴に差し込んだボルトをナットで締め付けた状態では、この力はボルトの軸力に等しくなります。