Energy Distribution

どのコンポーネントが車両の応答を支配しているかを理解する1つの方法として、フルビークルNVHモデルのエネルギー分布を可視化します。

フルビークルモデル内のエネルギー分布

モデルは通常サブシステムとコンポーネントの階層に分解され、ユーザーは、同じく階層的にエネルギー結果を確認、比較することができます。

異なるタイプのモデルを使って、異なるコンポーネントを表現でき、有限要素モデルおよびモーダル法ベースのモデルのエネルギーの確認と比較が可能です。

ブッシュやマウントは、適度なレベルにおける結合と関連したエネルギーを示すため、より高いレベルのエネルギーを有することがしばしばあります。

上記のニーズを満たすには、下記のコンパレータグループを生成し、グループ内のエネルギー比較が実践的に道理にかなうことを確実にします。通常、有限要素ソルバーからのエネルギー結果は要素およびCMS SE用の出力であり、それらが属するサブシステムやコンポーネントに関連付けすることが困難な場合があります。その結果、生のソルバー結果を特定のコンパレータレベルで適切なモジュールまたはコンポーネントにマッピングするために、モジュールおよび結合IDマッピングファイルのセットが使用されます。周波数応答解析ジョブがNVH DirectorでAnalysis Managerを使ってセットアップされた場合、モジュールおよび結合IDマッピングファイルは、解析ジョブパッケージの一部として自動的に生成されます。

Contributor Type Comparator Group Level
  System Mode Subsystem (L1) Component (L2) Contributor (L3) Element (L4)
FE N/A Sum to Module next to root FE Module - sum of all comps FE comp 1 FE element 1
        FE comp 2 FE element 2
        FE comp 3 FE element 3
CMS SE N/A Sum to Module next to root CMS SE Module - sum of all modes CMS SE mode 1 N/A
        CMS SE mode 2 N/A
        CMS SE mode 3 N/A
Connections N/A Sum of all connection Connections owned by modules Connector element 1 N/A
        Connector element 2 N/A
        Connector element 3 N/A
System Modes System mode 1 N/A N/A N/A N/A
  System mode 2        
  System mode 3