注釈の配置

注釈の配置を行う際には、プロパティテーブル/Entity Editorからオプションを選択します。

自動配置
自動配置された注釈は、注釈の配置時に、既存の注釈の付着位置、および注釈の実際の位置を考慮します。この自動配置の設定は、全般設定ではなく、注釈毎に適用されます。
Auto Positionは、Auto Position Strategyオプションを支配します。Auto Positionが無効にされると、Auto Position StrategyドロップダウンメニューとAuto Position Offset欄は見えなくなります。
自動配置の注釈は、レポートテンプレートの読み込み時、以下のように相対配置(Auto Position Strategy)を支配します。
  • Auto Position Strategyを選択すると、選択されたAuto Position Strategyに従って、最初の注釈が描かれます。
  • 2つ目のレポートが最初のレポートの上にオーバーレイされる場合、Auto Position StrategyはNo overlapにセットされます。
Auto Positionが選択されていない場合、Attach Toドロップダウンメニューが表示され、ここで、注釈をウィンドウ、ビュー、カーブまたはXY座標に付加することができます(下記の説明を参照のこと)。
Auto Position Strategy
下記のオプションのいずれかを選択し、注釈の相対配置を指定することができます(このオプションは、注釈がカーブに付加されていない場合は無効となっています)。
  • Above left
  • Above center
  • Above right
  • Left
  • Center (以前は“Place note on curve point”)
  • Right
  • Below left
  • Below center
  • Below right
ドロップダウンメニューの配置オプションからデフォルトの位置を選択すると、注釈の新規作成時にその配置が適用されます。この設定は、hwsettings.xmlファイルに保存されます。
配置の設定は、セッションファイルとレポートテンプレートの両方について保存されます。
Auto Position Offset
注釈間の距離を画面のパーセンテージとして設定することができます(デフォルト値:3%)。例えば、値を5%に設定したい場合、編集の欄には“0.05”ではなく、“5”と入力する必要があります。通常軸は異なる単位とスケーリング係数をもつため、above left/rightまたはbelow left/rightが選択されている際、アルゴリズムは、リーダーが45度の角度をもつよう1つの軸のみについて距離を計算し、その距離を別の軸についてスケーリングします。
Attach To
Attach To ドロップダウンメニューでは、注釈をウィンドウ内でどのように表示させるかを指定します。注釈は、下記の4つの方法で付加することができます。一旦付加されると、注釈は、上記のとおり配置することが可能です。カーブがカットまたはコピーされた場合、そのカーブにつけられた注釈もまた、カット、コピーされます。注釈は、Templexステートメントattach_note_atおよびattach_note_toを使ってカーブに付加することもできます。
Window
プロットがウィンドウ内で移動した際、注釈は、そのまま留まります。
View
プロットがウィンドウ内で移動した場合、注釈はプロットと共に移動します。
Curve
プロットがウィンドウ内で移動した場合、リーダーが注釈をカーブ上の特定のポイントに結び付け、注釈はプロットと共に移動します。棒グラフには使用できません。
付加のタイプとしてCurveが選択されると、プロパティテーブルに以下の欄が表示されます:
  • Attachment Curve - ドロップダウンメニューからカーブを選択し、注釈を付加します。
  • Attachment Point - 注釈を付加したいカーブ上のポイントを入力します。
Coordinates
リーダーが注釈をカーブ上の特定のポイントに結び付けます。棒グラフには使用できません。
付加のタイプとしてCoordinatesが選択されると、以下の欄が表示されます:
  • Attachment X Coordinate - X座標値を入力します。
  • Attachment Y Coordinate - Y座標値を入力します。