結果の表示

Results Explorerを使用して、各種結果タイプのプロットとコンターを表示します。

  1. 最近の実行結果を表示するには、以下のいずれかを行います。
    • Run Statusダイアログで、View Current Resultsをクリックします。
    • Evaluateツールグループから、Evaluateツールをクリックします。


      Figure 1.
    Results Explorerが表示されます。


    Figure 2.
  2. コンターする結果タイプを選択します。

    デフォルトでは、疲労結果コンターでは、損傷の合計/寿命/安全係数/ターゲット応力などが表示されます。

    Output event wise resultsオプションが File > Preferencesでオンになっている場合は、すべての疲労結果またはイベントに固有の疲労結果をコンター表示するオプションがあります。


    Figure 3.
    可視化タイプは、ドロップダウンメニューでの選択内容に基づいて、動的に更新されます。


    Figure 4.
    Note:
    • イベントごと/すべての表示される損傷は、繰り返しによる乗算後の最終の損傷です。
    • セッションファイル(.hlf)には、計算された各イベントの疲労結果が保持されます。
  3. をクリックして、結果の表示を切り替えます。
  4. modeling windowで効果付きの要素を確認します。
    modeling windowの左側にある凡例では、選択した結果タイプに応じて、損傷/寿命の値が色分けして表示されます。また、最大要素と最小要素の値およびIDも表示されます。
    Tip: 凡例の値を編集して、各色別帯の上限および下限を調整できます。値を選択して変更したら、Enterを押して凡例を動的に更新します。

    凡例の編集の詳細については、Additional Post-Processing Optionsをご参照ください。



    Figure 5.
  5. 特定の要素の情報を確認するには、以下の方法があります。
    • Calloutsテキストボックスに要素IDを入力します。複数の要素をハイライト表示するには、一連のIDをコンマで区切って入力します。
    • をクリックし、modeling windowで要素を選択します。


      Figure 6.
    要素IDを右クリックし、DeleteまたはDelete Allを選択し、コールアウトを削除します。
    Note: 要素のコールアウトは、コンターされるイベントに固有です。
  6. ドロップダウンメニューからイベントを選択し、プロットマトリックスタイプを定義することにより、特定の要素やイベントの損傷またはレインフローマトリックスをプロットします。

    をクリックして、マトリックスを拡張します。

    デフォルトでは、最大要素がプロットされます。コールアウトを要素に追加すると、その要素が代わりにプロットされます。

    Note:
    • FOS計算には、損傷またはレインフローマトリックスプロットは含まれません。
    • 疲労イベントの要素の損傷がゼロである場合は、該当のイベントの要素の損傷マトリックスは使用できません。
    • 結果コンターは、マトリックスプロットと同期していません。Plotsセクションでイベント切り替えを手動で変更し、マトリックスを更新する必要があります。
    • EN多軸疲労では、要素のひずみが最大ひずみよりも大きい場合は、多軸損傷計算を行わずに、大きな損傷(10.0)が要素に割り当てられます。このようなシナリオでは、損傷マトリックスは表示されません。周期荷重が正しいことを確認することを強くお勧めします。周期荷重が正しい場合は、Materialツールで割り当てられている最大ひずみを増加することができます。
    • 損傷の値が1e34より大きい場合、損傷結果はINFコンターで表示されます。
実行が完了し、結果が可視化されたら、疲労サブケースが、実行名とともにResults Browserに追加されます。


Figure 7.

損傷およびレインフローマトリックスデータのエクスポート

Results Explorerから、マトリックスプロットの上にあるをクリックします。
*.rfoutファイルが作業ディレクトリに直接書き込まれます。

*.rfoutファイルには、損傷/レインフローマトリックスでハイライト表示されている照会対象の要素についての各疲労イベントのレインフローサイクルカウントが含まれます。

損傷の合計(累積損傷)がすべてのイベント詳細の最後に書き込まれます。

Uniaxial SNでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
サイクル数
現在の疲労イベントの現在の要素に対して検出されたレインフローサイクルの数。
Damage (besides event header)
疲労イベントでの損傷。
Cycle
レインフローサイクルID。
応力振幅
現在のサイクルの応力振幅。
平均応力
現在のサイクルの平均応力。
Damage
現在のサイクルの損傷値。
CorrectedStressAmp
選択された平均応力モデルに基づいて補正された応力振幅。
Note: 補正された応力振幅出力は、時系列および過渡応答タイプの荷重にのみ対応しています。


Figure 8.
Uniaxial ENでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
サイクル数
現在の疲労イベントの現在の要素に対して検出されたレインフローサイクルの数。
Damage (besides event header)
疲労イベントでの損傷。
Cycle
レインフローサイクルID。
ひずみ振幅
現在のサイクルのひずみ振幅。
最大応力(SWT)
現在のサイクルの最大応力。
平均応力(MORROW)
現在のサイクルの平均応力。
Note: 選択した平均応力モデルに基づいて、前述の列(Max StressやMean Stress)のいずれかがレインフローマトリックスで使用可能になります。
Damage
現在のサイクルの損傷値。


Figure 9.
Multiaxial SNでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
サイクル数
現在の疲労イベントの現在の要素に対して検出されたレインフローサイクルの数。
Damage (besides event header)
疲労イベントでの損傷。
損傷モデル
このサイクルに使用されている損傷モデル。また、最大損傷があると確認された臨界面も一覧表示されます(可能な平面はT0、A0、A45、B45)。
Cycle
レインフローサイクルID。
法線応力振幅
現在のサイクルの法線応力の応力振幅(Goodman)。
平均応力
現在のサイクルの平均応力(Goodman)。
せん断応力振幅
現在のサイクルの応力振幅(Findley)。
Normal Stress
現在のサイクルの法線応力(Findley)。
Damage
現在のサイクルの損傷値。
CorrectedStressAmp
選択された平均応力モデルに基づいて補正された応力振幅。


Figure 10. Findley損傷モデル


Figure 11. Goodman損傷モデル
Multiaxial ENでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
サイクル数
現在の疲労イベントの現在の要素に対して検出されたレインフローサイクルの数。
Damage (besides event header)
疲労イベントでの損傷。
損傷モデル
このサイクルに使用されている損傷モデル。また、最大損傷があると確認された臨界面も一覧表示されます(可能な平面はT0、A0、A45、B45)。
Cycle
レインフローサイクルID。
Normal Strain Amplitude
現在のサイクルの法線ひずみのひずみ振幅(SWT)。
Max Normal Stress
現在のサイクルの平均応力(SWT)。
Shear Strain Amplitude
現在のサイクルのひずみ振幅(FS)。
Normal Stress
現在のサイクルの法線応力(FS)。
Shear Strain Amplitude
現在のサイクルのひずみ振幅(BM)。
平均応力
現在のサイクルの平均応力(BM)。
Damage
現在のサイクルの損傷値。


Figure 12. SWT損傷モデル


Figure 13. FS損傷モデル


Figure 14. BM損傷モデル
Random SNでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
応力振幅
現在のサブケースのランダム応答疲労解析での応力振幅の数。
Damage (besides event header)
イベントの損傷の合計。
損傷モデル
使用されるランダム応答損傷モデル。
応力ID
レインフローサイクルID。
サイクル数
特定の応力振幅のサイクル数。
Probability
対応する応力振幅が発生する確率。
応力振幅
応力振幅の大きさ。
平均応力
平均応力の大きさ。
Damage
現在の応力振幅でのすべてのサイクルの累積損傷値。


Figure 15.
Sine Sweep SNでは、以下のデータが表に出力されます。
要素ID
対象の要素ID。
Event
疲労イベントのID。
Frequencies
現在のサブケースの正弦波掃引疲労解析での周波数の数。
Damage (besides event header)
イベントの損傷の合計。
Freq
現在対象となっている周波数の番号/ID。
サイクル数
対象となる特定の周波数のサイクル数。
応力振幅
応力振幅の大きさ。
平均応力
平均応力の大きさ。
Damage
現在の応力振幅でのすべてのサイクルの累積損傷値。


Figure 16.
Note: マトリックスが拡張された場合は、エクスポートオプションは使用できません。