Resultビュー

Resultビューは、現在の荷重ケースの使用可能な結果を階層構造で示します。

結果タイプはそれらのタイプ別にグループ分けされ、スカラー、ベクトルおよびテンソルフォルダに分割されています。フォルダは拡張して各結果タイプの詳細をすべて見ることができます。

結果のタイプとコンポーネントにはその横にチェックボックスがあり、チェックマークを入れると適用される結果プロットのタイプが表示されています。結果のプロットは、現在のプロットスタイルを現在のタイプまたはコンポーネントの選択に置き換えたものをベースとしています。１つのプロットスタイルは基本的に、プロットに適用される設定の事前定義です。現在のスタイルは、Quick Plotブラウザツールバー内のプロットボタンの横にあるドロップダウン矢印をクリックすることによって変更できます。

予め定義されたプロットスタイルは、ユーザーのHyperWorksインストレーションディレクトリ内のファイルにあります。ブラウザのコンテキストメニューからExport Plot Stylesをクリックすることで、自身のプロットスタイルをインポートしてデフォルトにすることができます。スタイルは、ユーザーの定義するファイルにXMLフォーマットで書き出されます。これらのスタイルは、プリファレンスファイル内のDefaultPlotStyles行を変えることで、自身のデフォルトとして使用することができます。パスとファイル名をプロットスタイルファイルに設定します。

注: ブラウザのコンテキストメニュー（またはToolsメニューのImport Plot Stylesオプションを使ってプロットスタイルをインポートすることも可能です。

また、新規結果タイプはExpression Builderダイアログを使って作成することも可能です。Expression Builderダイアログは、Resultsブラウザ内を右クリックして、コンテキストメニューからCreate > Derived Resultを選択して開きます。Expression Builderは自動的に、結果のタイプを表示します（１つが選択されていない場合）。

また、ドラッグ＆ドロップを使ってプロットを適用することも可能です。Browser Configurationダイアログは、コンテキストメニューからToolbarsタブに進み、横にあるチェックボックスをクリックしてツールバーの可視性を切り替えることによって表示できます。Plot StylesフォルダがResult Viewに表示されると、スタイルの結果タイプへのドラッグ＆ドロップ、またはその逆を行うことが可能です。

仮想のコレクターを使って選択したコンポーネント群に結果をプロットすることもできます。結果のプロットを表示させるには、仮想のコレクターをアクティブにしてグラフィックス領域（またはツリー内）からコンポーネントを選択し、Quick Plotツールバー上のプロットボタンをクリック、または、コンテキストメニューのアイテムPlot/typeをクリックします。仮想のコレクターがNodes、ElementsまたはSystemsに設定されている場合、対応するエンティティが、グラフィックス領域での選択に基づき結果プロットされます。

Layer Selection

Layerセレクター（ブラウザの下部に位置）は、現在の結果プロット（コンター、テンソルまたはベクトル）の各種レイヤー（層）を素早く確認することを可能にします。このセレクターは、Resultビューのみで使用できます。

Layerセレクターリストは、データタイプ（親）またはデータタイプのコンポーネントがツリー内で選択される度にリフレッシュされます。現在のレイヤーは、Layerセレクターの上下矢印をクリック、またはドロップダウンメニューを使ってレイヤーリストから１つのレイヤーを選択することで変更できます。選択された結果とレイヤーの結果プロットは、レイヤーが変更される度に自動的に適用されます。例えば、応力テンソル結果コンポーネントXXがツリー内で選択され、Ply 1がLayerセレクター内で選択されると、Stress->XX->Ply1コンタープロットが適用されます。そこでLayerセレクターの下向きの矢印をクリックすると、次のレイヤーが同じ結果contourPlot->Stress->XX->Ply2上にプロットされます。

注: 註：選択された結果タイプまたは結果のコンポーネントについて使用可能なレイヤーが存在しない場合、Layerセレクターは空のままとなります。

結果のプロットはデフォルトのPlot Style設定を使用しますが、Layerセレクターの現在の設定は、Plot Styleからの予め定義されたレイヤーを無効にします。