モデルの作成

CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。

  1. 次の変数を定義します。
    • freq = 12.5e9(動作周波数。
    • lam = c0/freq自由空間での波長
    • lam_w = 0.0293(導波管の波長)
    • h_a = 0.51*lam(導波管の半径)
    • h_b0 = 0.65*lam(フレアの底面半径)
    • h_b = lam(フレアの上面半径)
    • h_l = 3.05*lam(フレアの長さ)
    • ph_centre = -2.6821e-3(ホーンの位相中心)
    • R = 18*lam(反射器の半径)
    • F = 25*lam(反射器の焦点距離)
    • w_l = 2*lam_w(導波管の長さ)
  2. ホーンを作成します。
    1. Z 軸に沿った円筒を作成します。
      1. Definition methodBase centre, radius, height
      2. Base centre:(0, 0, -w_l-h_l)
      3. Radius (R)h_a
      4. Height (H)w_l
      5. Labelwaveguide
    2. 円錐を作成します。
      • Definition methodBase centre, base radius, top radius, height
      • Base centre:(0, 0, -h_l)
      • Base radiush_b0
      • Heighth_l
      • Top radiush_b
      • Labelflare
    3. これら2つのパートを結合して、得られた結合を簡素化します。
    4. 2つのパートの結合の名前をhornに変更します。
    5. ホーンの前端にあるフェイスを削除して、開口部を作成します。
    6. ホーンを-90°回転します。
      • Axis direction:(0, 1, 0)
    7. 導波管セクション背面のフェイス上に導波管ポートを作成します。
    8. この導波管ポートに導波管給電源を追加します。基本モードのみを励振して、デフォルト設定を使用します。
  3. 放物面反射器を作成します。
    1. 放物面を作成します。
      • Base centre: (0, 0, F)
      • Radius (R)R
      • Focal depth:-F
      • Labelreflector
    1. 放物面を-90°回転します。
      • Axis direction:(0, 1, 0)
    2. LEPO - always illuminatedの手法を使用するように反射器フェイスのソルバー手法を設定します。
      Tip: Face propertiesダイアログを開いて Solutionタブをクリックします。Solve with special solution methodから、Large element PO - always illuminated methodを選択します。
  4. MoMとLE-POを非連成化します。
    Tip: Solver settingsダイアログを開き、High frequencyタブをクリックし、Decouple PO and MoM solutionsをクリックします。
    Tip: 非連成設定を使用すると、計算リソースを低減できます。POオブジェクトとMoMオブジェクトとの結び付き(相互作用)が強い場合、この設定はお勧めできません。
  5. 周波数をfreqに設定します。
  6. 2つの主平面を対称面とした対称性を指定します:
    1. Y=0の平面:Electric symmetry
    2. Z=0の平面:Magnetic symmetry
    Tip: 大規模なモデルや複雑なモデルに対称性がある場合は、その対称性を利用することで計算の負荷を軽減できます。