電気アプリケーション: 定義

使用可能なアプリケーション: 留意事項

Fluxで使用可能な電気アプリケーションは以下のとおりです:

  • Electro Staticアプリケーション(2D/3D)
  • Electric Conductionアプリケーション(2D/3D)
  • Steady State AC Electricアプリケーション(2D/3D)
  • Transient electricアプリケーション(2D/3D)

これらのアプリケーションに固有の機能は、電気アプリケーション: 基本の章をご参照ください。

説明

モデル化の全条件を定義するには、以下のブロックに示すいくつかの固有の特性を記述する必要があります。

基準電位(2D/3D)

電気アプリケーションでの状態変数は、電位Vです。この電位Vを完全に定義するには、1つ以上のポイントにこの電位を与える必要があります。

基準電位は以下に設定できます:

  • 無限ボックスのスタディドメインの境界上(無限遠)、および垂直電界を有する対称面上
  • 与えられた電位タイプのフェイス、ライン、ポイント領域のドメイン内

アプリケーションの定義で指定されるオプションを次の表に示します。

基準電位(スタディドメインの特定境界上)
印加

電位Vは、無限遠(無限ボックスのレベル)および垂直電界を有する対称面上で印加される値を取ります。

電位の値は、一定値にするか、入力 / 出力パラメータによる式で表すことができます。

浮動 電位Vは、無限遠(無限ボックスのレベル)および垂直電界を有する対称面上で不特定の一定値を取ります。
重要: * 2Dアプリケーションの場合、電位は、無限遠(無限ボックスのレベル)および垂直電界を有する対称面上で常に0に設定されます。

ドメインタイプ(2Dの固有機能)

同じ(XY平面での)形状記述について、2D平面スタディまたは軸対称スタディを実行できます。これらの2つのオプションを次の表に示します。

スタディドメインのタイプ
2D平面

XY平面断面で表されるデバイスは、ある方向に無限に拡張されます(デバイスの深さが、力、トルク、電気エネルギーなどの全体量の計算で必要となります)。

軸対称

XY平面断面で表されるデバイスには、Y軸を中心とする対称性があります。

ソルバータイプ(2Dの固有機能)

同じ形状および物理記述に、いずれかのFlux 2Dソルバー、またはいずれかのFlux 3Dソルバーを使用することが演繹的に可能です。これらの2つのオプションを次の表に示します。

ソルバー
Flux 2Dソルバー

解析プロセスは、Flux 2Dソルバーで実行されます(これがデフォルトオプションです)。

Flux 3Dソルバー 現在のバージョン(9.30)の電気アプリケーションでは使用できません。