チューブポイントのみの作成

アルゴリズムの原理

チューブポイントのみを作成するオプションを選択すると、アルゴリズムによって方向ベクトルが使用されて、選択したボリュームが追跡されます。このベクトルは、入力フェイスを出発位置として、出力フェイスに向かって進み、ボリュームの外部に逸脱しないようにその方向が変化します。つまり、この方向ベクトルは、ケーブルまたはワイヤボンディング上で、その方向によって電流経路を再現しようとします。

ベクトルの方向が変わるたびに、アルゴリズムによってボリュームの中心に新しいTube Pointが作成されます。

エンティティを編集することにより、Tube Pointの座標を容易に変更できます。

入力するデータ

このアルゴリズムを実行するには、前述のマップで示したダイアログボックスに、必要なデータをすべて入力する必要があります：

具体的に必要な操作を以下に示します：

• 方向ベクトルの経路を定義する入力フェイスと出力フェイスを選択します。
• アルゴリズムで考慮されるボリュームのリストを選択します。
• 方向ベクトルの連続する2回の方向が成す角度の最小値（度単位）を変更できます。この欄で、近似値の精度を調整できます。

得られる結果

下の図は、ワイヤボンディングを表すボリューム（青緑色）について得られた結果を示しています。

10個のTube Points（赤色）は、ボリュームを近似する順序で作成されます。方向が変化する領域ではチューブポイントが密に配置され、直線的な部分ではまばらに配置されます。

結論として、このアルゴリズムのこのオプションを使用すると、どのGeometric Tubesの間にTubes Pointsを作成するか、およびそれらに割り当てる断面を選択できます。